昨年秋、満を持してリリースされた
デノンのフラッグシップ・ヘッドホン
AH-D7200 ☆
その原型となった?!AH-D7000を愛用している
dj Hideky kun としては、やはり
その存在は気になるところ・・・・・。
しかし、いざ、試聴してみると、
想像していたサウンドとは違い、
予想以上にアッサリ、サッパリ、
キリッとしていことに驚かされました。
その際、比較試聴したのが
フォステックスのTH610でした。
多分、ヘッドホンに全く興味のない人が見たら
何が違うの?くらい思うかもしれませんが、
実際に聴き比べてみると、これが結構
似て非なるものでありました。
むしろ、TH610のサウンドが
イメージしていたAH-D7200の音♪
といった感じがします。
TH610は若干、ドンシャリ傾向に
あるかもしれませんが、
高域から低域まで、全域に渡って
よく伸びたバランスが取れた
サウンドで、そこそこの押しの強さ
みたいなものもあって、どんなジャンルの
音楽も楽しめるような演出が
なされているように感じました♪
程よく感じられる艶感や響きも
AH-D7200 より有機的に感じられます。
なにより、好きな音楽を楽しく
聴けるヘッドホンがAH-D7200より安く、
実売7万円を切る価格で手に入るということは
うれしい限りです☆
インピーダンスも25Ωなので
ヘッドホンアンプなしで、iPhone直挿しでも
十分音楽を楽しむことができる点も
気に入りました。
もし、AH-D7000を持っていなければ、
AH-D7200ではなく、間違いなく
TH610を買っていると思います。
と、そこで、ふと気になったのが、
そのTH610の上位機種で、一部ユーザーから
銘機と言われるTH900やTH900mk2の音って
どうなのよ?!ってことであります♪
ということで、早速、TH900を
試聴してみることにしました☆
このTH610とTH900ですが、ハウジングの素材は
前者が「黒胡桃」で後者が「水目桜」という
違いはあるものの、ベースとなる
ドライバーは同じなのかな~?!という
気がします。
ただし、価格は2倍以上違います!
そんなに音が違う!?ということなのか、
それとも「漆塗りハウジング」のコストが
そのまま価格に反映されているだけなのか?
でも、まぁ、この映像を見る限りでは、
確かに「漆塗りハウジング」は安くはないよなぁ~
と思ってしまいます。
では、実際に試聴してみての感想はというと・・・。
いやぁ~、これがビックリ!!
AH-D7200以上に期待を裏切られた感じです。
まぁ、個人的に勝手に期待していただけですが(苦笑)
とにかく、音が高域寄りに偏りすぎてる!って感じです。
ゆえに、解像度が高いと言われても
まぁ、音が「軽~い、軽~い」のであります。
TH610とは似ても似つかぬ音と言いますか、
「これホントにTH900なのか?!」と
疑いたくなるようなサウンドでありました。
まぁ、それなりのヘッドホンアンプで
聴き比べたら、突然本領を発揮して
圧倒的にTH900が良く思えるのかもしれませんが、
これで、さらに一層、TH610がよく思えてきました。
地味な見た目が気にならない人であれば
TH610で十分満足できるのではないでしょうか。
もう少しノリノリで音楽を聴きたいときに
AH-D7000のピンチヒッターに
TH610を使うのもいいかもしれません♪
でも、結論を出す前に、
もう一機種、気になる存在が・・・・・。
さてさて、どうしたものか・・・・・。
(つづく。)