はてさて、
ビル・エヴァンス・トリオの名盤
『Waltz for Debby』同様、
CDやレコード、ハイレゾ音源と、
一体、 同じタイトルの
アルバムを何枚持ってるんだ?!
と突っ込まれそうなのが、
今回の主役、マイルス・デイヴィスの
1959年リリースの名盤
『Kind of Blue』であります☆
そうです、ビル・エヴァンスも
参加していた歴史的名盤であります♪
ちなみに『Waltz for Debby』が
リリースされたのは、その2年後の
1961年のことでした。
そんな知るよしもない時代に
このような名盤がリリースされていたとは、
ホントに驚きです。
さて、今回ピックアップした
『Kind of Blue』ですが、きっかけは、
待つこと1年余り、ようやく、
Mobile Fidelity から限定盤の
Hybrid Stereo SACD がリリースされたから
であります♪
ジャケットの裏には、しっかり
シリアルナンバーが刻印されています☆
いやぁ~、本当に待ちました(苦笑)
ちなみに、今回手に入れた
Mobile Fidelity盤 Hybrid SACD を
聴くまでのdj Hideky kun 的
ベスト・オブ・『Kind Of Blue』は、
レコードなら、昨年?リマスター音源で
Legacyからリリースされた180g重量盤で、
ハイレゾも、おそらくそれと同じ
リマスター音源が使用されている
192kHz/24bitのステレオ音源でしょうか。
そして、CDは、日本のスタジオで
リマスターされたK2HD CD盤か
NOT NOW MUSIC からリリースされた
ステレオ&モノ盤2枚組CDの
ステレオ盤になります。
特に驚かされたのは、
NOT NOW MUSIC からリリースされた
ステレオ&モノ盤2枚組CDの
ステレオ盤で、実はこのCD、
代官山の蔦谷で千円くらいで
売ってたものを買ったのですが、
もう、聴いてビックリ!!
慌てて、1セット、買い足したくらいです。
とにかく、音が熱い!!
このCDを聴くにはその分、体力がいります(笑)
でも、その位の価値があるのです。
このサウンドが千円で手に入るなんて!
と、ただただ驚くばかりでした。
対して、K2HD CD盤はどうかと言いますと、
1曲目「So What」のイントロの
ヒスノイズ?!的な音は残っていますが、
聴き込んでいくうちに、そんなことすら
忘れるほどの瑞々しさや躍動感、
リアリティが感じられ、楽しくなってきます。
そして、今回手に入れた
Mobile Fidelity盤 Hybrid SACD ですが、
流石!と言いますか、何とも上手く
リマスターされてるなぁ~♪というのが
一聴しての率直な感想であります。
冒頭のヒスノイズ?!は、かなり
押さえ込まれています。
そして、アルバム全体を通して
言えることなのですが、
『Kind Of Blue』がリラックスして、
落ち着いた雰囲気の中で、
安心して聴けるではありませんかっ!
これはこれで新鮮な驚きでした。
というより、今回、初めて思ったのは、
どのフィジカル(デジタル含め)が
一番良い音か、ではなく、
三者三様と言うか、同じアルバムなのに、
演奏日が異なる同じセットリストの
ライヴを観に行ったような感覚に
似ているように感じたのであります♪
つまり、どれがベストか、ではなく、
どれも聴き方によってはベスト、
というのが今回の結論であります☆
まぁ、『Kind Of Blue』が名盤中の
名盤だからというのもあるとは思いますが、
ちょっと興味深い感覚を味わえたことで、
また、これからも『Kind Of Blue』を
聴き続ける楽しみが増えました。
何か、その日の気分で、飲みに行く
お店を変えるような感覚に似ています♪
Mobile Fidelity盤 Hybrid SACDも
好盤でした☆