未だに日本でも永遠の名曲として
高い人気を誇っている今は亡き
グローヴァー・ワシントンJr.の名曲
「Just the Two of Us」。
音楽に特に興味のない人でも
一度はどこかで耳にしたことがあるでしょう。
邦題は「クリスタルの恋人たち」と、
個人的にはちょっと馴染めませんが、
その名曲「Just the Two of Us」を
収録した歴史的名盤『Winelight』の
Hybrid SACD が、これまでにも高音質な
レコードやSACD(Hybrid)、GOLD CDなどを
リリースし続けているAudio Fidelityから
遂にリリースされたので、早速、
試聴してみることにしました♪
グローヴァー・ワシントンJr.と言えば、
ジャズ・フュージョン界を代表する
サックスプレーヤーですが、その彼が
1982年にリリースしたのが、
この『Winelight』であります☆
アルバム参加メンバーも凄くて、
ドラムにスティーヴ・ガット、
ベースにマーカス・ミラー、
ギターにエリック・ゲイルらが
参加しています。
ちなみに収録曲の「Just the Two of Us」で
グラミー賞も獲得しています。
と、まぁ、アルバムについては
このくらいにしておいて、
いよいよ試聴なのですが、
今回、比較試聴にライブラリーから
引っ張り出してきたのが、
2007年24bitデジタルリマスターによる
SHM-CD(国内ワーナーミュージック盤)です。
本来ならば、数年前に、同じく
国内ワーナーミュージックからリリースされた
シングルレイヤーのSHM仕様SACDと
比較するのが妥当なのかもしれませんが、
あちらはあまりにもリマスターが酷過ぎたので
処分してしまいました(苦笑)
そうそう、言い忘れていましたが、
今回のAudio Fidelity盤SACD(Hybrid)ですが、
5.1chマルチ、つまりサラウンド音源も
収録されています♪
で、2chのリマスター・エンジニアは
同社のリマスター盤ではすっかりお馴染みの
ケヴィン・グレイが担当しています。
残念ながら、現状、dj Hideky kun の
システム環境では5.1chの再生はできませんので、
2chのみでの比較試聴になります♪
まずは、待ちかねた
Audio Fidelity盤SACD(Hybrid)からの
試聴でありますが、まぁ、オープニングの
アルバム・タイトル・トラック「WINELIGHT」の
出だしから、その違いがハッキリと分かります!
とにかくサウンドがとっても
滑らかなのであります。
レコーディング当時の空気感のようなもの
も感じられます。
アルバムを聴き進めていると、
本来の楽器の音って、こうだったのかなぁ?!
な~んて思わずにはいられません。
何とも心地よいサウンドなのであります☆
そしてそれは、比較試聴用に用意した
2007年24bitデジタルリマスターによる
SHM-CD(国内ワーナーミュージック盤)を
聴くと、さらにその違いというか、
良さが顕著に分かります。
誰が聴いても一目瞭然なのが、
あの、あり得ない!ドラムの
「ズンドコ」感であります(苦笑)
どうしてこんなリマスターに
してしまったんだろうと、日本の
エンジニアの耳を疑います。
さらにその他の、例えば、パーカッションにしても、
妙に、これでもか!っていうくらい
解像度上げました!って感じの金属チックとでも
言えばいいのでしょうか、本来の
楽器の音ではないんじゃないか?!と
疑いたくなってしまいます。
特に「Just the Two of Us」の
イントロの「ドン、ドン」っていう
ドラムの音などは誰が聴いても
耳障りに感じると思います。
ただ、このSHM-CD、聴きようによっては、
解像度が高くなった!?と
感じる人もいるかもしれません。
とは言えやはり、
リマスターには日本人ではなく、
欧米人のエンジニアの方が、総じて
良いのかもしれません。
そう思えるくらい、今回の
Audio Fidelity盤『Winelight』が、
とっても自然で、まろやかで、
最高に心地良かった
ということであります♪
何も考えずに最後まで聴き入ってしまいました☆
いやぁ~、このリマスター盤、
Audio Fidelityさん、今度は
レコードでリリースしてくれないかなぁ~、
な~んて思わずにはいられません。
あっ、ちなみに今回も限定盤での
リリースなので、『Winelight』を愛聴盤に
している方で、このAudio Fidelity盤
『Winelight』に興味のある方は、
お早めに確保されることをオススメします。
ちなみにdj Hideky kun が今回入手した
『Winelight』のシリアルナンバーは、
3桁でした。
おそらくイニシャルは数千枚程度かなと。
う~ん、いつかこのAudio Fidelity盤
『Winelight』を5.1ch環境下で
聴いてみたいものであります、ハイ。