これまでに同一タイトルの音源(パッケージ)を
一体いくつ買ったことやら・・・・・という
アルバムが何枚かありますが、
今回ピックアップするBill Evans Trio の
『Waltz for Debby』もそんな1枚であります♪
まぁ、dj Hideky kun だけではなく、
そういう方、結構多いと思います(苦笑)
これまでにも、この『Waltz for Debby』
に関しては、CDだけでも、GOLD CD、
XRCD、K2HD CD、20bitリマスターCD、
20bit K2HQ CD、SACD(Hybrid)、SHM仕様SACD、
DSDリマスターCD、その他多数をはじめ、
『The Complete Village Vanguard Recordings, 1961』の
20bit K2盤、SHM仕様CD、などなど、
まぁ、笑うしかありません(苦笑)
で、その中でもお気に入りなのが、
CDでは、実売価格が千円程度の
AAD仕様の普通のCD(外盤)か
米アナログプロダクションズ盤
SACD(Hybrid)か20bitリマスターCDあたりが
音質的に満足していました☆
個人的には試聴環境の影響もあるとは思いますが、
24bit/192kHzのハイレゾ音源より
良いと思っています。
さらにアナログ盤では、
米アナログプロダクションズによる
重量盤が最もお気に入りのパッケージと
なっているというのが現状でした。
で、今回、Fantasyレーベルから
4枚組となる180g重量盤として、
アナログレコードBOX、
『The Complete Village Vanguard Recordings, 1961』が
リリースされたので、あえてあまり大きな期待を持たずに
聴いてみることにしました。
まず、手元に届いたパッケージを開けてみると、
ブックレットやらライナーノーツやら
いろいろと紙関連の付録?!的なものが
付いていることにビックリ!
で、さらにビックリしたのが、
ヴァイナルのプレスが意外にも?!
しっかりしていて、ソリや擦れ傷もほぼなく、
外盤にしてはなかなか好感が持てる
仕上がりになっていました♪
とは言え、やはり一番大切なのは
その音質といいますか、再生サウンドであります。
というわけで、早速試聴開始であります♪
まぁ、あまり期待していなかった
(というより、期待しすぎてダメだったときの
反動が怖いだけなのですが、、、、、)
こともあってか、そのサウンドに、
久し振りに度肝を抜かされたのでありました☆
いやぁ~、こりゃ、リリースが決まってから
手元に届くまで、数ヶ月間待った甲斐が
あったというものであります☆
これまでにも『Waltz for Debby』に関しては、
やれSE(観客の咳や声、食器の音など)が
うるさいCDがあるだの、ベースの音が大きすぎて
ピアノの音が引っ込んで聴こえるだの、
1曲目の「My Foolish Heart」の頭の部分が
切れてる(収録されていない)だの、
パッケージによって、いろいろと指摘されることも
多々ありましたが、今回リリースされた
180gアナログ重量盤BOXの
『The Complete Village Vanguard Recordings, 1961』
に関していえば、もう、そんな指摘も議論も
どうでもいいじゃん!とにかく、音楽を
とことん楽しもうよ!と思えるほどの
仕上がりになっていると感じました♪
いやぁ~、まさに真打ち登場!!
といったところでしょうか。
久し振りに、どっぷりと演奏(音楽)を
堪能できる時間が持てた気がします☆
もう、あまり語る必要はないと思いますが、
あえて今回のパッケージについて申し上げると、
まず一聴してビックリしたのが、サウンドの
立体感とでもいうのでしょうか、
左右の広がりだけではなく、奥行きを凄く感じます。
それもとっても自然な感じで。
さらに三人(Bill Evans (p)、Scott Lafaro (b)、
Paul Motian (ds))の各楽器のサウンドが
瑞々しいくらいクリアで、かつ、ぶつかり合うこともなく、
それぞれが見事に際立っています。
これぞライヴ音源!!といった感じです。
これまで、dj Hideky kun のように
何枚も『Waltz for Debby』を買い続けていた方には
是非とも一度、聴いて欲しいサウンドです☆
おそらく、ほとんどの人が、
「音質がどうのこうの」ということを忘れて、
久し振りに音楽にどっぷりと浸れる時間が
持てること請け合いであります♪
素晴らしい!!!!!