さてさて、先週の土曜日、
D&Mホールディングス
恵比寿リスニングルームで開催された
漫画家、浦沢直樹さんを
ゲストに招いた音楽イベント、
「巨匠・浦沢直樹~20世紀少年を語る~」
に参加したdj Hideky kun でしたが、
その参加目的は、主に
試聴機用に用意された
オーディオ製品のサウンドが
どうなのか?!ということでした。
オーディオ試聴会というよりは、
浦沢さんにまつわる音楽を
その試聴機を用いて、トークと
織り交ぜながら進める音楽イベント
なので、どれだけそのサウンドの
善し悪しを確認できるかは
分かりませんでしたが、それでも
なかなか評価の高いROTELの
セパレートアンプとDENONの
最新SACDプレーヤー、DCD-SX1、
さらにはアナログプレーヤーの
HANSS acousticsのT-20 のサウンドを
初めて聴けるとあって、
楽しみにしていたわけであります♪
ただ、残念なことに、前回お話ししたように、
だだっ広い会場だったせいもあってか、
その良さを最後まで体感することは
できませんでした。。。。。
それでも、中盤あたりから、
映画『20世紀少年』の裏話や
エピソード、それにまつわる
実際の資料なども見せてもらえたことは、
とても興味深いものでした。
例えば、3部作となっている映画
『20世紀少年』のラストシーンの
音楽をどうするかを、音楽プロデューサーの
白井良明さんから相談された浦沢さんが、
実際に白井さん宛に送られた
イメージ画のFAXを全て、参加者ひとり一人に
回し見してもらえました。
なんだか、ネームを見ているようでもあり、
生々しい感じもして、これだけ見せてもらっても
十分価値があったのではないかと思いました♪
そのほかにもいろいろと裏話があったのですが、
意外?!だったのが、映画の中で、ゲンヂ役の
唐沢寿明が持っていたギターが、浦沢さん所有の
大切にしていたギターだったということ。
そして、そのギターが唐沢さんが演奏している
シーンの撮影中、壊してしまったものの、
その後、ESPが完全修復してくれたこと、
さらに、撮影前は傷もないきれいな状態を
保っていたギターが、撮影終了後は、
唐沢さんの熱の入った演技(疑似演奏)のため、
傷だらけ?!で返却されたこと、
でもそれがかえって味が出て良かったと
思えたという浦沢さんの話など、
思わず「へぇ~」と思えるような
エピソードをいろいろと聞けて、
楽しかったです♪
そうそう、映画の中で実際に
ボブ・ディランの曲が流れるシーンが
あるのですが、当初はストーンズの曲か
ディランの曲か、どちらにするのか
迷ったそうですが、ストーンズ側は、
破格の金額を要求してきたのに対し、
ディラン側は「どうぞ、使って」っていう
太っ腹な対応だったので、結局、
ボブ・ディランの曲を使った、という
エピソードもありました。
Y.M.O.の高橋幸宏さんが、
「なんで俺がベースなの?!」と
ボヤキながらも、細野晴臣さんに
ベースのコード進行を確認しながら
舞台裏で2人で練習していた話など。。。。。
やっぱり、オーディオメーカー主催の
音楽試聴会とは違うな~って感じがしてきて、
これはこれで「良いなぁ」って思える
イベントでありました。
で、イベントの「トリ」は、浦沢さんと
白井さんの二人によるライヴ!!
二人がそれぞれギターを抱え、
さらに浦沢さんはハーモニカまで用意!
気合いが入ったライヴ演奏でした☆
1曲目は浦沢さんのヴォーカルによる
T.Rexのカヴァー「「20センチュリー・ボーイ」♪
やはり、この曲は外せませんよね。
で、2曲目は白井さんがヴォーカルを。
そして、ラストの3曲目は、
浦沢さん作詞による「Bob Lennon」を
会場の参加者全員で大合唱♪
いやぁ~、映画のエンディングさながらの
盛り上がりでした☆
オーディオ試聴会ならぬ、
こうした音楽イベント、
う~ん、3時間、たっぷりと楽しませて
頂きました♪
あっ、そうそう、実際に映画で使用されていた
「ともだち」の覆面?!も展示されていました♪
実際、佐々木蔵之介さんは、これを
かぶっていたそうで、蒸れて大変だったとか。
なんだか、こうしていろいろと映画にまつわる
エピソードを聞いていると、また、
映画が観たくなったdj Hideky kun
なのでありました☆
ホント、楽しかった♪