先日、このブログで紹介した
『Getz/Gilbert』の50周年記念で
リリースされたリマスター音源の
24bit/192kHz ハイレゾ音源ですが、
同じタイミングで、改めて
『Jazz Samba』の24bit/96kHzの
ハイレゾ音源も追加リリースされました。
『Jazz Samba』はStan Getz, Charlie Byrdによる
ジャズボッサの名盤で、『Getz/Gilberto』の
さらに2年前にあたる1962年にリリースされました。
いやぁ~、1962年なんて想像もつきませんが、
そんな年に、こんなオシャレで心地よい
サウンドをコンパイルしたアルバムが
リリースされていたなんて、ホントに驚きです!
もともと『Jazz Samba』の
24bit/192kHzのハイレゾ音源は
日本でも5月17日にリリースされたばかりなのに、
わずか11日後の5月28日に、
同じタイトルの、24bit/96kHzの
ハイレゾ音源が、またしても
リリースされるとは!!
クレジットがないので何とも
言えませんが、『Getz/Gilberto』が
50周年記念ということで今回新たに
リマスターされたということで、
もしかしたら『Jazz Samba』も
リマスターされた音源が、新たに
24bit/96kHzのハイレゾ音源として
再リリースされたのかもしれません。
ちなみに販売価格は同じで、
moraサイトから、現在もどちらも
購入が可能で、アルバムが3,086円です。
余談ですが、e-onkyoサイトでは、
今回の24bit/96kHz版しかDLできませんが、
こちらではflacのほか、wave音源の
DL購入が可能となっています。
だったら、先にリリースされた
24bit/192kHzのハイレゾ音源の方が
いいんじゃない?!と思うのが普通ですが、
果たしてそうでしょうか?
ここは一度、比較試聴してみるしかない
と思い、24bit/96kHz版『Jazz Samba』も
DLしてみたdj Hideky kun でありました♪
というわけで、いつものように、
DS-DAC-10とAudiGate3とAH-D7000で
聴き比べてみることにしました。
で、その結果でありますが、
正直、差が確認できるかどうかは
微妙かなぁ~、な~んて想像していたのですが、
誰でも分かるくらいの違いがあって、
ちょっとビックリしました!
それはもう、1曲目の「Desafinado」を
聴き比べるとすぐに気が付きます。
まず、音圧が違います。
明らかに後発の24bit/96kHz音源の方が
音圧があります。
そしてそれは、アルバムの全トラックに
言えました。
単に音が大きく聴こえるというのではなく、
音に芯があるように聴こえます♪
また、24bit/96kHz音源の方は、
やはりリマスターされているのか、
収録曲全てがフレッシュに
ブラッシュアップされた印象を受けます。
なので、当然、今まで聴き取りにくかった
繊細な音にタッチまで確認できます。
逆に24bit/192kHz版は、今までのCD音源を
アップサンプリングしただけ?!とも
思えるサウンドです。
ただ、それも今回、24bit/96kHz版と
比較試聴したから特にそう感じるのかも
してません。
とは言え、人によっては24bit/192kHz版
の方が、マイルドで、ジャズ喫茶などの
大型モニタースピーカーから小音量で
流れる感じがして良い、と言う人も
いるように思えます。
良い意味で、クラシカルなムードのある
サウンドが、24bit/192kHz版には
より感じられると思います。
dj Hideky kun の個人的好みとしては、
後発の24bit/96kHz音源ですが、
先日、旅行先で偶然見つけた
このアルバムのオリジナル盤(ステレオ)を
思い切って買っておきべきだったかぁ~、
な~んて少し後悔しています。
ほかのオリジナル盤より、かな~り
お安いと店主に言われても、
やはり、1万5千円と言われれば、
即決できませんでした。
もしあれが、モノラル盤か『Getz/Gilbert』の
オリジナル盤だったら思い切って
買っていたかもしれません。
まぁ、それにしても『Getz/Gilbert』同様、
この『Jazz Samba』もレコード、CD、
ハイレゾ音源と、一体何枚同じタイトルを
持ってんのよ!!と思わず自分で
ツッコミたくなります。マジで!(苦笑)