音質に関しては最も信頼性の高い
レーベルのひとつにアメリカの
アナログ・プロダクションズが
あげられますが、以前、このブログでも
取り上げましたソニー・ロリンズの
名盤『Saxophone Colossus』の
米アナログ・プロダクションズによる
リマスターが施されたアナログ
200g重量盤プレステージシリーズの
SACD(Hybrid)盤がようやく
リリースされたので、これまでの
CDも併せて比較試聴してみることにしました。
このプレステージシリーズの最大の特徴は、
リリースカタログが全てモノラル仕様と言うこと。
また、全てそうかは分かりませんが、
マスタリングエンジニアは、
Kevin Gray とクレジットされています。
で、今回のSACD(Hybrid)盤ですが、
見開きの紙ジャケ仕様になっています。
で、封入されていた情報を見ると、
どうやらモノラル仕様が全25タイトル、
ステレオ仕様も全25タイトルの
トータル50タイトルがリリースされる
ようであります☆
というわけで、早速試聴開始であります♪
まずはいつもの2ndシステムで、今回の
SACD(Hybrid)盤から、、、、、
冒頭から、思わず「ほぉ~~~」と
声を出してしまったdj Hideky kun でありました。
何だか良質なアナログレコードを
聴いているような、しかも熱~い
熱気のようなモノも感じつつ、
とても楽しく聴けるサウンドに
仕上がっています♪
ただ、音圧は低めなので、
いつもより少しボリュームを上げて
聴く必要があります。
対して、今年の2月に最新DSDリマスタリング&
HRカッティング&SHM-CD仕様(Mono)の
国内盤を聴いてみると、サウンド自体の
クリア感は感じるのですが、音全体が
やや奥まったところから聴こえてきます。
さらにこちらも音圧は高くはありません。
で、最後に、今では1,000円程度で
購入可能なお馴染みルディ・ヴァン・ゲルダー
のリマスターによるステレオ盤であります。
こちらはステレオ仕様ということもあってか、
音圧と言いますか、音量は先の2枚の
1.5倍か2倍近く違うんじゃないか?!と
思えるくらい大きいので、ボリュームを
絞り込んで聴く必要があります♪
う~ん、でも、普通に良い音です。
先の2枚と聴き比べると、荒さがあるのは
否めませんが、正直、音楽を楽しむ
と言うレベルであれば、この
ルディ・ヴァン・ゲルダーのリマスター盤で
十分かも!?って思ってしまいます。
ただ、よりリアルに、より当時の
空気感のようなモノを味わいたいという
人には、米アナログ・プロダクションズの
SACD(Hybrid)盤がオススメです☆
レコード試聴環境があるのであれば、
同じく米アナログ・プロダクションズによる
ヴァイナルをオススメします♪
このAP盤、アナログ、SACDともに
シリアル番号はありませんが、
恐らくイニシャル分だけで、追加プレスは
されないと思われるので、気になる方は
流通在庫があるうちに確保しておいた方が
いいかもしれません。
いやはや、それにしても相変わらず
米アナログ・プロダクションズは本当に
良い仕事してますね~☆