昨年、不可能と言われ続けていた
再結成ライヴを果たした
イギリスを代表するロックバンド、
ザ・ストーン・ローゼズの
その再始動を記録した
ドキュメンタリー・ムービー、
『ザ・ストーン・ローゼズ:
メイド・オブ・ストーン』を
観てきました☆
正直、ドキュメンタリー映画ということで、
あまり期待せずに観に行ったのですが、
いやいや、どうしてどうして、
観終わってみれば、久し振りに
感動の余韻に浸れる映画を
観ることができたなぁ~、っと
思うと同時に、自分にとっては、
いろいろと感じたり考えさせられる
映画だったなぁ~、というのが
率直な感想であります。
2011年、再結成を発表後、
2012年の22万人を動員した
地元マンチェスター、
ヒートンパークでのライヴ開催までを
記録したドキュメントですが、
特に素晴らしいというか、
うらやましいとすら感じたのが、
その再始動に向け行われた
人里離れた隠れ家のような
リハーサルハウスでの
リハーサルセッション風景と
リハーサルを兼ねた再結成後初となる
ファンや関係者向けの無料招待ギグの
シーンでした☆
メンバー同士、所属レコード会社、
マネージメントなどとの
わだかまりによる信頼関係の崩壊によって
わずか2枚のオリジナル・アルバムを
残して1996年に解散してしまった
ザ・ストーン・ローゼズ。
その後にブレイクしたオアシスをはじめ、
多くのブリットポップアーティストに
影響を与えた彼ら。
そんな彼らが奇跡的に集まり、
見た目もすっかりオジサン化したとは言え、
自然な感じで楽しそうに
リハーサルセッションをしている風景を
観ていると、単純に、あぁ、いいなぁ~
って思ってしまいます。
たった一度の人生、傷つきながら、
苦悩しながらも自分に正直に、
そして素直に生きて、
残した出会いと作品によって、
また新たに前に進んでいる姿が
リハーサルセッション風景を
観ても伝わってきました。
そう感じると、自分は
今までの人生で、何を残したのか、
何をやってきたのか、ということを
見つめ直すきっかけにもなったと
感じるのであります。
考えさせられ、勇気付けられる
素晴らしいドキュメンタリー映画でした☆
これからの人生、
少しでも自分に納得できる
生き方をしていきたいと
改めて感じさせてくれた映画、
それが『ザ・ストーン・ローゼズ:
メイド・オブ・ストーン』なのであります☆