グローバルメジャーレーベルのひとつ、
ユニバーサルミュージックが数年前から、
LPレコード発売60周年を記念して、
これまでに同社がリリースしてきた
数々の名盤を「Back To Black」
シリーズとして復刻盤というカタチで
再リリースを続けています♪
そのリリースタイトルは、
最近リリースされたものも含め、
既に100タイトル以上にはなっているのでは
ないでしょうか。
この「Back To Black」シリーズ
全てにほぼ共通する点としては、
ジャケットがオリジナル盤
リリース当時のものを忠実に
再現している点と、180g重量盤である
という点、さらにその多くに
デジタルダウンロード・コードが
封入されているという点であります♪
いずれもファンにとっては
有り難い仕様であります☆
で、今回、そのシリーズの中から、
前回、入手したニック・ドレイクの
デビュー・アルバムに続いて
手に入れたのが、スティーリー・ダンの
名作『ガウチョ』であります!
まずは、ジャケットでありますが、
外盤(輸入盤)ということもあってか?!
普通というか、質素に感じます(苦笑)
見開きにはなっていませんでした。
(オリジナルもそうだったかも?!)
で、肝心の盤の方ですが、
180gの重量盤というのはいいのですが、
やはり、外盤特有のスレが
全体的に付いていて、これには正直、
ガッカリさせられました。。。。。
ただ、反りはほとんどありません。
まぁ、今やプレミア価格の
シスコ盤ですら、盛大なスレが
付いていたりしますから、
こんなものかもしれませんが。。。。。
ちなみに、この『ガウチョ』には、
デジタルDLコードは封入
されていませんでした!
残念!!
さぁ、気を取り直して、
早速試聴開始であります♪
シスコ盤の『彩~Aja~』のような
ドッシリと安定した高級感漂う
サウンドとまではいきませんが、
とても自然な再生音です☆
同アルバムのSACD(Hybrid)盤のように
高解像度で音圧高めということもなく、
2000年リリースのアーティスト監修による
リマスター盤(CD)ほどのクリア感も
ありません。
しかし、そこはアナログ盤!!
だからなのでしょうか?!
ハイファイ・サウンド的な
再生音ではありませんが、
なぜか気持ち良く聴けるこのサウンド♪
このアルバムがリリースされた
当時の高級オーディオシステムで
聴いたら、多分、こんな感じの
サウンドだったんじゃないかなぁ~、
な~んて想像してしまいそうな
サウンドとでも言ったら
良いのでしょうか?!
フツーに安心して聴いていられる
人肌のようなものを感じる
気持ち良いサウンドが再現されます。
このフツーさ加減が、20世紀の名盤には
合っているのかもしれません。
ヘタにハイファイ基調にリマスター
されていると、当時の面影を
感じ取りにくくなってしまう
可能性もあると思うので、
こういう音源&パッケージは、
逆に今の時代、大変、貴重な存在
かもしれません。
また、何度も繰り返し聴ける
アルバムを手にすることができた!
そんな気にさせてくれる
「Back To Black」シリーズであります☆
そうそう、ちなみにみなさん、
「LP」って何の略か知っていますか?!
正解は、「Long-Playing」です。
意外と知らないで使っている人、
多いかもしれませんね。