「規格外」の音!?として
25日に第一弾タイトルが
リリースされたプラチナSHM。
「オーディオ愛好家に捧ぐ、
ハイエンドなCD再生機用ディスク」
のキャッチコピーが個人的には
何とも眉唾物って感じでしたが、
試しに1枚購入してみました♪
既にプラチナSHMサンプラーが
当選したので、比較試聴済みでは
あるのですが、やはり、1枚の
アルバムを通してじっくり
聴き比べてみたくなった
というわけであります♪
さてさて、比較試聴に入る前に
軽くプラチナSHMなるディスクの
3大特徴をおさらいすると、
1)世界初!純プラチナ反射膜
2)特製ターコイズブルー・レーベル
3)HRカッティング
だそうであります。
まぁ、1、2については良く分かりませんが、
3のハイ・レゾリューションカッティングは
何とな~く良さげな感じはします♪
で、初回のタイトルから選んだ1枚が
スティーリー・ダンが1977年にリリースした
名盤中の歴史的名盤『彩~Aja~』であります☆
こちらは既にリリースとなっている
おそらくSHM仕様のSACDの音源と
ほぼ同一だと思われる2011年DSDマスターが
使用されています。
対する比較試聴CDは、2000年に
リリースされたアーティスト監修による
リマスター盤CDであります。
まぁ、試聴する前から、既に
プラチナSHMサンプラーで比較試聴済み
なので、大方の予測はついていましたが、
折角なので、アルバムを通して
じっくりとこの両者を聴き比べてみました。
で、その結果ですが、やはり!?
プラチナSHMサンプラーで比較試聴した時に
感じたことと同じ結果となりました。
結論から言うと、両者は全くの別物!
まず、2000年にリリースされた
アーティスト監修によるリマスター盤CDは、
やはり、CDフォーマットを意識しての
サウンドに仕上がっているというか、
ハッキリ!、クッキリ!、スッキリ!
といった具合に、非常にクリアな
音作りとなっています。
方や、オリジナル・アナログ・テープからの
フラット・トランスファーを基本としている
プラチナSHMのサウンドは、ハッキリ言って、
リマスター盤と比べて音が良い!!とは
ほとんどの人が感じないはずです。
ただ、それは音が悪い!という意味ではなく、
おそらく、レコーディング当時の音って
多分、こんな感じだったんだろうなぁ~、
という感じです。
オリジナル・アナログ盤の音に
近いのかもしれません。
ちなみに現在、プレミア価格が付いている
シスコ盤のアナログ盤の音とも違います。
シスコ盤は非常に重量感も高級感も
感じるような濃厚なサウンドに
聴こえます。
なので、dj Hideky kun的には、
今回のプラチナSHMのサウンドは、
オリジナル・アナログ盤の音に最も
近い音だぁ~と感じた次第であります。
そういう意味でも、確かに
完全にマニア向けのプラチナSHMだと
言えると思います。
つまり、同一タイトルのアルバムを
過去に何枚も何枚も買い続けているような
リスナーのことであります。
ただ、今回改めて比較試聴して感じたのは、
プラチナSHMは高音質というのではなく、
オリジナルサウンドを手軽にCDで再現できる
盤として、そういったマニア向けの
企画(規格)商品だと伝え直すべきだと
強く感じました。
まぁ、メーカーの公式HPにはどこにも
「高音質」とは書いていませんが、
「規格外の音」とか、
「突き抜けるようなクリアネス、
極太なダイナミクス、滑らかなタッチ、
雄大なステージ、圧倒的なリアリティなど、
その音質は、リスナーの期待を
軽々と超えてくれます。」
とは明記していますから、同義として
受け取られるとは思いますが。。。。。
なので、3,800円などという
バカげた販売価格と誰も望んでいない
意匠ケース的パッケージなどやめて、
マニア向けの商品として、旧譜を
可能な限りプラチナSHM化して
リーズナブルな販売価格の設定と、
昔、レコードが擦り切れるまで聴いた
あの懐かしい名盤のサウンドが今、
気軽にCDプレーヤーで再現できます!
的なキャッチコピーに変えて、
マニアやオーディオ愛好家に
適正な供給を図るべきではなかったのかと
感じた今回の比較試聴でありました。