先週、VGP(ビジュアルグランプリ)が
発表になりましたが、その結果を見ると
やはり今回も、選出メーカーにかなりの
偏りを感じる結果となっているように
感じる内容になっていました。
まぁ、そもそも選考対象となる
ノミネート製品を決定する時点で、
既に偏りがあるのかもしれませんが。
そんな中、以前から気になっていた
製品が金賞を受賞していたので、
「物は試し」と思い、早速
取り寄せて試してみることにしました♪
その製品というのが、
AIM電子製PCオーディオUSBケーブル
「SHIELDIO」シリーズであります☆
今回のVGP2013 SUMMER の
USBケーブル(3万円未満)部門で
金賞を受賞したUSBケーブルです。
ステレオサウンド社発刊の雑誌
HiViやムック本「USBケーブル×4
スペシャル」の付録にもなっていた
USBケーブルでもあります。
当初は、これらの雑誌を買って、
試してみてよければ、本製品を
購入しようと思っていたのですが、
まぁ、今回、金賞を受賞したという
こともあって、本製品を
試してみることにした次第であります。
購入したケーブルは長さ1mの
UAC-F010という型番なのですが、
実はこの型番の製品、2種類存在し、
頭に「PAVA」が付くモノと
付いていないモノがあります。
メーカーに問い合わせると、
製品自体は全く同じモノで、
「PAVA」が付くモノは、
パイオニア経由で卸されている
モノだとか。
どういうわけだか、「PAVA」が
付いている方が、若干値段が
安かったので、同一製品であることが
分かったので、PAVA-UACF010を購入♪
で、手元に届いたので、
早速、試聴してみることにしました。
比較試聴したUSBケーブルは、
普段、お気に入りで使用している
フルテック製のGT2であります。
試聴機材は、デスクトップPCと
コルグDS-DAC-10、
BusPower-Pro+FIDELIX FL-AC-zn1、
ヘッドホンは、デノンAH-D7000
といった構成であります。
で、今回購入したUACF010は、
PCとBusPower-Proの間に
入れて試聴であります♪
まずは、いつも使用している
フルテック製のGT2の音を聴いて、
その後、AIM電子製UACF010に
繋げ替えて試聴してみました。
試聴ファイルは、いずれもflac
(24bit/192kHz)で、
プレーヤーはAudioGateを使用。
実際、聴き比べてみると、
その違いにすぐ気付きます。
結論から言うと、音の好みから言うと、
今回もフルテックGT2の方が、
dj Hideky kun の好みには合っていました。
適度な解像度、量感豊かで
押し出し感があるノリの良いサウンド☆
今まで、数万円のUSBケーブルも含め、
いろいろと比較試聴してきましたが、
実売1万円以下のUSBケーブルの中では、
やはり、GT2がベストバイだと
確信した次第であります。
ただ、AIM電子「SHIELDIO」シリーズが
悪いというわけではありません。
音の傾向からすると、高解像度、
ハッキリ、クッキリしたタイプの
サウンド傾向で、人によっては
聴き疲れしやすい音に感じました。
中低域の量感がGT2に比べて少ない分、
高域が幾分、強調されているように
聴こえます。
ただ、時間の経過と共に、このあたりの
音の傾向が幾分改善されるかもしれないので、
しばらくこのまま使い続けて
様子を見ようと思います。
実売10万円以上するUSBケーブルを
試聴した経験が無いので、
何とも言えませんが、少なくとも
10万円未満の製品であれば、
実売1万円前後の価格帯の製品が
充実しており、最もコストパフォーマンスが
優れていると思います。
少なくともPC付属のUSBケーブルとの
比較では、最もその違いの大きさを
実感できます。
その変化の幅は、1万円前後のモノと
10万円未満の製品との比較試聴より
断然大きいので、試してみる価値は
十分あるとは思います。