ここ数年、
特にカタログに関してですが、
通常のCDプレーヤーでも
再生が可能なSACD(Hybrid)の
リリースが一般的になって
きているように感じます。
そんな中でも
dj Hideky kun がよく
オーダーするのが、
米アナログ・プロダクションズと
米モービル・フィデリティから
リリースされている
SACD(Hybrid)であります☆
で、今回は、ザ・ドアーズの
デビュー・アルバムにして、
名盤中の名盤『The Doors』が、昨年、
米アナログ・プロダクションズから
リリースされた45回転アナログ重量盤
のSACD(Hybrid)版が
最近ようやくリリースされたので、
早速、ワーナーミュージック・ジャパン
から2011年にリリースされた
SACD(Hybrid)と比較試聴
してみることにしました♪
ちなみに国内盤のSACD(Hybrid)は、
40周年記念ミックス音源による
2011年DSDマスターを使用しています。
試聴にはいつものように
2ndシステムを使用。
まずは聴き慣れた
ワーナー国内盤のSACD(Hybrid)から。
う~ん、1967年にリリースされた
アルバムとは思えないくらいの
音圧と鮮度であります♪
で、続いては
米アナログ・プロダクションズ盤
SACD(Hybrid)なのですが、
こちらの45回転アナログ重量盤は、
過去、dj Hideky kun が聴いた
『The Doors』の中で、最も
素晴らしいサウンドを再生して
くれたので、試聴前から期待が
膨らみます♪
さてさて、その結果や如何に~っ?!
まず、率直な感想を言うと
正直、45回転アナログ重量盤で
聴いた時の驚きの感動は
全くありませんでした。。。。。
恐らく、ブラインド・テストで
ワーナー国内盤のSACD(Hybrid)と
比較試聴すれば、10人中9人くらいは
ワーナー国内盤のSACD(Hybrid)の
方が「良い音」と思うのでは
ないでしょうか。
だからといって、
米アナログ・プロダクションズ盤
SACD(Hybrid)が決して悪い、
というわけではありません。
多分、1967年当時、リリースされた
音は、むしろ
米アナログ・プロダクションズ盤
SACD(Hybrid)の方が
限りなく近かったのではないか?!
と想像させられるような
サウンドだったからであります。
音圧、サウンドやヴォーカルのクリア感、
ヴォーカルの前へ前へ出てくる感じ、
などなど、両者を比較すると
どれをとってもワーナー国内盤の
SACD(Hybrid)の方が確かに
良くは聴こえるのですが、
米アナログ・プロダクションズ盤
SACD(Hybrid)を聴いていると、
昔懐かしいアルバムのレコードを
引っ張り出してきて、久し振りに
聴いてみた♪的な再生音なのであります。
あまり良いたとえではありませんが、
ワーナー国内盤のSACD(Hybrid)は
良質なCDサウンド、対して
米アナログ・プロダクションズ盤
SACD(Hybrid)は、昔懐かしい
レコードの音、といった感じで、
サウンドの方向性が違います。
いずれのSACD(Hybrid)も
良さはありますが、こと
『The Doors』に関しては、やはり
米アナログ・プロダクションズの
45回転アナログ重量盤が
純粋に音楽を堪能する、
という意味では最強ではないかと
思います。
そのくらい、聴いていて伝わってくる
迫力や熱気、凄みが違います。
とは言え、アナログより
気軽に楽しめるSACD(Hybrid)は
音楽ファンにとっては
有り難いアイテムだと思います。
しかも、モノによっては
5.1chも収録されていますから
再生環境のある人なら
さらに楽しみが広がりますから。
それにしても、盤やソースによって、
こうも音が変わるなんて、
面白いですね、ホント!