さてさて、ノーススター・デザインの
Fluxioにはじまり、プライマーの
DAC30、そしてATOLL DAC200、
さらにはLUXMANのDA-06と、
最新のUSB DACを続けざまに
試聴してきたdj Hideky kun で
ありますが、最後の取り?!は、
これまた注目の一機、
マランツの創業60周年記念モデル
としてリリースされた
USB-DAC/ネットワークプレーヤー、
NA-11S1でありまっす☆
ちょうど、LUXMANのDA-06の
試聴が終わったところに
試聴機として到着したのが
NA-11S1でした。
というわけで、引き続き、
試聴第2ラウンドの開始であります♪
まずは、見た目からですが、
最近、同社がリリースした
SACDプレーヤー、SA-11S3と
パッと見は区別がつかないくらい
似ています。
ホント、CDを入れるトレーが
あるかないかくらいの違いに思えます。
まぁ、良い意味でも悪い意味でも
誰が見てもマランツ製品だと
一目で分かるルックスであります。
統一感があっていい反面、
dj Hideky kun のように
様々なメーカーの製品を使用している
者としては、少々、浮きそうな
感じがします。
そして、搭載されるDACは、
dj HIdeky kun お気に入りの
バーブラウン製の
DSD1792Aでありまっす☆
ただし、ATOLLのDAC200と同様、
シングルで、DA-06のように
デュアルではありません、残念ながら。
まぁ、それはさておき、早速
試聴開始であります♪
LUXMANのDA-06からNA-11S1に
繋ぎ換えてもらって、
それ以外は同じシステムです。
アンプは、ラックスマンのL-507uX、
CDもラックスマンのD-06、
そしてスピーカーはB&W805Dであります。
今回もハイレゾ音源ではなく、
CDプレーヤーのDACとして、
比較試聴してみることにしました。
で、試聴しての感想ですが、
なかなか面白い?!結果となりました。
LUXMANのDA-06が高域寄りの
腰高で、重厚感の感じない
音質だったのに対して、
NA-11S1は、腰の据わった
落ち着きのあるサウンドを
奏でます。
ちょっと、想像していた
いつものマランツのサウンドとは
思えない傾向の音質です。
もっと煌びやかな音を想像していた
のですが、全然違いました。
同社のCDプレーヤを聴いたことのある
方ならおわかりかと思いますが、
上位機種のSA-7S1、SA-11S2と
その下からのSA-13S2、SA15S2とは
明らかに音の傾向が違います。
上位機種は音場がとても広く、
クラシックファンには最適な
CDプレーヤーだと感じます。
対して、それより下の機種になると
音の傾向ががらっと変わり、
高域が耳につき、低域がタイトに
聴こえます。
今回試聴したNA-11S1は、
その上位機種のSA-7S1やSA-11S2
を聴いた時のことを思い出させるような
サウンドでした。
ただ、全く一緒かというと
そうではなく、低域もタイトに
なりすぎず、どっしりと腰の据わった
サウンドで、その分、高域も
D-06ほど欲張らず、聴き疲れ
しない程度に調整されているように
感じられました。
ちなみに、最後にノートPCで、
ライヴレコーディングされた
DSD5.64MHzの音源をfoobar2000で
再生したものを聴かせてもらいましたが、
録音環境が悪かったのか、
特にその良さを実感することは
出来ませんでした。
個人的好みとしては、
試聴前の予想と異なり、
どちらが良いかと言われれば、
D-06よりNA-11S1の方が
好みだと感じました。
それにネットワークプレーヤー
としての機能の方が、
利用幅が大きいようにも感じますし。
ただ、だからといって、
30万円弱を投資しただけの
満足感が得られるかと言われると
正直「?」であります。
せめて、海外仕様と同じ、
ブラックモデルを国内でも
販売してくれたらなぁ~、とは
思いました。
今回の最新USB DACをいろいろと
比較試聴して、多少なりとも
ソソラレた機種としては、
一番がやはり、ATOLLのDAC200、
その次が今回のマランツの
NA-11S1くらいで、あとは
微妙って感じでした。
まぁ、D-06とNA-11S1については
ハイレゾ音源を十分聴き込んで
いないので、評価を下すのは
早合点かもしれませんが。。。
う~ん、悩みどころであります。
ATOLL のDAC200も間もなく
円安で値上がりするし、、、
でも、DSD音源のタイトルリリース
状況も見つつ、もう一年ほど
待ってみるのも手かもなぁ~、、、
そのうちNA-11S1の
ブラックモデルも国内発売
されるかもしれないし、、、
さてさて、どうしますかなぁ~。。。
まぁ、迷った時は
辞めておくのが吉かもねぇ~。。。