★ 100% Pure LP の実力とは?!試聴レビュー ~ JAZZ編 ~

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「ライバルはミント・コンディションのオリジナル・プレス」

というキャッチ・コピーとともにリリースされた

新配合無着色ヴォージン・ヴィニール仕様の

180g重量盤レコード「100% Pure LP」の

第一回発売分、全15タイトルが

リリースされました。


あのSHM仕様のシングル・レイヤーSACDを

リリースしているユニバーサル・ミュージック・ジャパンが

発売したもので、既に各オーディオ雑誌では

プロモーションも兼ねた宣伝記事が

掲載されています。


そのSACDで使用されたDSDマスターからの

ダイレクト・トランスファー・カッティングにより、

ゆくよかであたたかなアナログの真価を

最大限に発揮させるべく、マスター/素材選びから

プレスまでの全行程を徹底的に追求した

世界初となる全く新しいLPシリーズとのこと。


で、その「100% Pure LP」シリーズの中から

ジャズ盤を数枚取り寄せて早速、

試聴してみることにしたdj Hideky kun

でありまっす♪


ちなみに今回、試聴用に取り寄せたのは、

ビル・エバンスの『ワルツ・フォー・デビー』、

ソニー・ロリンズの『サキソフォン・コロッサス』、

アート・ペッパーの

『アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』、

ウェス・モンゴメリーの

『インクレディブル・ジャズ・ギター』の4タイトル☆


ただ、ユニバーサルリリースのSHM仕様SACDを

これまでに十数枚購入してみて、

良かったのが『ゲッツ/ジルベルト』のみ

だったことを考えると正直、

そんなには期待できませんが。。。


とは言え、そこはアナログ、もしかして?!

な~んて、淡い期待も抱きつつ。。。


いざ、試聴開始でありまっす♪


と、その前に!!


ム、ム、ム、ム、ム、、、


いやはや、これはレコードを再生する前から

テンション激下がりでありまっす!


ホント、ユニバーサルの担当者の常識を疑います!


SHM仕様のSACDのジャケットもあり得ない

仕様の使いにくい、意味不明なものでした。


で、今回はそれを上回るあり得ない仕様

になっています。


レコードを格納しているのは、

通常のレコード・ジャケットではなく、

ジャケットの表面をプリントしただけの

紙っぺら1枚のみ!なのでありまっす。


あり得ませぬ~っ!!!


5,800円も取っといて、こりゃ、あり得ん!


って言うか、購入者の気持ちを全く理解していない

ユニバーサルが惨敗の民主党に重なりまっす。。。


全くレコード愛好家の気持ちを理解していない!


レコード盤のみならず、ジャケットも重要な要素

であることを全く理解していないとは、

情けない。。。


なので、もし、これからこの「100% Pure LP」の

購入を考えている方はその旨、予め承知の上で

購入するようにしてください。


このことは、各オーディオ雑誌ではほぼ、

一切触れられていませんので、ご注意を!!


で、気を取り直して、いよいよ、この

「100% Pure LP」シリーズの

試聴開始でありまっす。


試聴システムはいつものように

2ndシステムを使用。


で、全て聴き終えての感想ですが、

まずは、同ジャズシリーズの中で最も人気が高く、

現時点でほぼ完売状態のビル・エバンスの

『ワルツ・フォー・デビー』ですが、

いきなり出鼻をくじかれたって感じです。


全然良くありません。レンジが狭く、

臨場感やライヴ感が希薄。


同じアナログ盤でも米アナログ・プロダクション盤や

ビクター盤の方が段違いで素晴らしい!

ということが改めて分かったという

結果となりました。


オーディオ評論家の記事は全くもって

信憑性に欠けます。


音悪し、ジャケットあり得んし、と、最悪です!


気を取り直して、続いては、ソニー・ロリンズの

『サキソフォン・コロッサス』でありまっす。


ん?!


およ?!


え?!


こちらは国内オリジナル・アナログ・テープを

基にした2010年DSDマスターを使用しての

ステレオ盤ということですが、いやいや、

これはうって変わって、大変良いのでは

ないでしょうか!


『サキソフォン・コロッサス』はやはり、

モノラル盤でないとなぁ~、な~んて言う

愛好家の方も多いと思いますが、

そんな方にこそ、このステレオ盤

『サキソフォン・コロッサス』を

聴いて欲しいものです。


いやぁ~、良いです!コレ!生々しくて!


この感触はアナログならではの

テイストのように感じます。


レコーディング当時の楽器の生々しい音色や

空気感、これらはあくまで想像に過ぎませんが、

そんなことまで想像させてしまうほどの

素晴らしいサウンドでありまっす☆


こりゃ、買い!でありまっす♪


さてさて、お次は、アート・ペッパーの

『アート・ペッパー・ミーツ・ザ・リズム・セクション』。


ム、ム、ム、ム、ム、、、


えぇ~、、、


いやいや、こちらも先ほど聴いていた

『サキソフォン・コロッサス』同様、

各楽器の生々しさやレコーディング時の

空気感のようなものが十分聴き取れます♪


う~ん、こりゃ、聴いていて楽しくなってきます☆


あぁ、こんな音がするなら、是非一度、

大型のホーンスピーカーで、この2枚を

聴いてみたいものであります。。。


こちらも買い!でありました。


ちなみに音源は国内オリジナル・アナログ・テープを

基にした2010年DSDマスターを

使用しているとのことです。


で、最後はウェス・モンゴメリーの

『インクレディブル・ジャズ・ギター』。


こちらも言わずもがなの名盤であります。


で、試聴しての感想ですが、これがまた、

先の3枚いずれとも違う結果となりました。


印象としては、アート・ペッパーや

ソニー・ロリンズと違い、全般的にナローレンジな

サウンドになっており、生々しさも感じられません。


ただ、ビル・エバンスと違って、何かこう、

アナログ盤ならでは?!の何とも表現しがたい

趣や味わい、みたいなものを聴き取ることが

出来る盤だという印象です。


一聴して、良い!とは言えないかもしれませんが、

何度か聴いているうちに、これはこれで良いかも!

と思える好盤かもしれません。


全ての人にオススメとは言えないまでも、

このアルバムがお気に入りの方には

オススメの一枚と言えるかもしれません。


とまぁ、今回はJAZZ盤のみの

試聴レビューでしたが、SACDを4,500円で

買うんだったら、5,800円払ってアナログ盤を

買う方がよさそう、という結果になりました。


まだ、シリーズ第2回の発売の

具体的アナウンスはされていませんが、

dj Hideky kun 的にはちょっと気になる

存在にありそうなシリーズでありまっす♪

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