あのSHM仕様シングルレイヤーSACDを
リリースし続ける、ユニバーサルミュージックが
またやってくれました!
SHM仕様のSACD同様、
一部のオーディオマニア、音楽ファンを
ターゲットにした究極の旧譜の
再利用方法が新たに生み出された?!
と言った方が的を得てるかもしれませんが。。。
今回、リリースが決定したハイエンドなLP盤
“100% Pure LP”とは、一体どのような
アナログ盤なのでしょうか?
その主な特徴は、
①新配合無着色ヴァージン・ヴィニールを採用
②180グラムの重量盤
③メタルマスターからのダイレクト・プレス
④SACD~SHM仕様用DSDマスターからの
ダイレクト・トランスファー・カッティング
なのだとか。
着色料や帯電防止剤が使われていないため、
盤面はやや黄色がかった透明なのだそうです。
で、問題は④です。
オリジナルマスターからの
カッティングではありません。
なのに、この“100% Pure LP”の
キャッチコピーは、「ライバルはミント・コンディションの
オリジナルプレス」なのだそうです。
dj Hideky kun は、これまでに同社の
SHM仕様SACDを、ロック、ジャズ、
クラシックと様々なジャンルの名盤、
20枚程度を実際に購入して、
その音質を他のCDやアナログ盤とも
比較試聴しましたが、最終的に
「素晴らしい!」と思えたのは
『GETZ/GILBERTO』1枚のみでした。
まぁ、ウン百万~ウン千万円するような
ハイエンドシステムならその良さも分かる
のかもしれませんが、dj Hideky kun の
システムでの試聴では、
そのような結果となりました。
なので、ハッキリ言って、
まったく期待していません。
ちなみに第一回の発売日は、
今年の12月12日で、名盤15タイトルが
初回完全限定盤としてリリースされます。
で、気になるお値段ですが、
1枚、5,800円也!でありまっす。
ちなみに数年前、同社がリリースした
200グラムの重量盤は3,600円でした。
これを安いと思うか、高いと思うかは、
結局、その音質がどうかにかかっています。
というのもディスクユニオンが
復刻リリースしているBLUE NOTE
シリーズのように限りなく忠実に
オリジナル盤を再現しているような
ジャケットやラベルデザインが
この“100% Pure LP”には施されて
いないので、なおさらであります。
なので、ストーンズの名盤
『スティッキー・フィンガーズ』の
ジャケットには本物のジッパーは
付いていないようです。
とは言え、
食わず嫌いはいけません!
早速、dj Hideky kun は、
初回リリースの中から、
お気に入りの名盤『Walz for Debby』や
『Aja(彩)』など、数枚、予約してみました。
特に初回なので、なくなる前にゲットです!
既に一部の評論家や関係者を
集めての試聴会が実施され、
好評を博しているようですが、
自分の耳で体感するまでは、
そのような評価は信用できません。
それにしても、良い音を
リーズナブルな価格で、より多くの
音楽ファンに届けたい!というメーカーの
心意気が微塵も感じない
“100% Pure LP”ではありますが、
話題作りとしては一定の評価は
できると思います。
いずれにしても発売日の12月12日が
と~っても待ち遠しいdj Hideky kun
なのでありまっす☆