これからのオーディオ・ファンや
ミュージック・ラヴァーズにとって、
好きな音楽を楽しむ上での
コンテンツ・フォーマットとしては、
ハイレゾ音源とアナログ・レコードに
二極分化し、それにともない、
その存在自体が危ぶまれる
可能性がなきにしもあらず、
といった感もあるCDでありますが、
いやいや、どうして、CDであっても、
現存するあらゆるフォーマットの中で、
一番、音質に優れていると感じられる
タイトルも少なくありません♪
一口にCDといっても、今や
多種多様なCDが存在します。
SACD、Hybrid SACD、XRCD、
K2HD、SHM-CD、Blu-spec CD、
Gold CD、HDCD、などなど
実に様々なタイプがあります。
で、面白いのが、これらのCDの中で、
一番音が良い!という決まった
フォーマットがない!ということです。
まぁ、技術的な観点からすると
SACDに決まってるだろ!という方も
いるのかもしれませんが、
どっこい、そんなことはありません。
リマスタリング技術やエンジニアの手腕、
レーベルなどによっても、
音質は大きく左右されてしまいます。
だから、自分のお気に入りの
アルバムの自分好みの音がする
最高の1枚と巡り逢うまで、
同じタイトルを何枚も何枚も
買ってしまったりしてしまうわけであります。
ハイ!dj Hideky kun も
そんな一人でありまっす☆
数々の失敗を繰り返している
dj Hideky kun のこれまでの
経験則から言えることとしては、
自分の嗜好に合った高音質というのは、
確かに傾向としては、このフォーマット、
とか、このレーベル、とか、
いったものはありますが、
その方向性に確固たる決まりなどなく、
結局は、タイトル毎に一番好きな
フォーマットや盤が存在します。
ところで、dj Hideky kun が
愛聴している名盤に、1964年リリース、
オスカー・ピーターソン・トリオの
『 We Get Requests 』があります。
このアルバムに関しては、
これまでにもレコード、CD含め、
数々のパッケージが販売されてきました。
その中でもdj Hideky kun が
最も最高音質っ!!と確信している
パッケージがLim
(Lasting Impression Music)という
レーベルからリリースされている
24bit、100kHz マスタリング仕様の
K2HD でありまっす☆
これは誰が何といっても
1番だと思っています!
で、そのレーベル、Lim から、
何と~っ!!超高解像度!
驚きの32bitマスタリングによる
Ultra HD というCD が
リリースされたのでっす☆
しかも、これまたdj HIdeky kun の
愛聴盤であるエラ・フィッツジェラルドと
ルイ・アームストロングによる名盤
『Ella & Louis』が、そのカタログに
あったのでありまっす~!!
こりゃ、当然!即買い!でありまっす♪
これまで、この『Ella & Louis』については、
2004年にリリースされたオノ・セイゲンによる
1bit/DSDリマスタリングSACD(Hybrid)が
最高だと思ってきたdj Hideky kun であります。
最近、同一タイトルが、これまた
高音質SACD(Hybrid)を
リリースし続けている信頼のレーベル、
米アナログ・プロダクションズから
45回転アナログ重量盤と共に
リリースされました。
もちろん、速攻でアメリカから
そのSACDを取り寄せて
試聴したdj Hideky kun 。
しか~しっ!!
残念ながら、その音質は
オノ・セイゲン盤の足下にも
遠く及びませんでした。
オリジナル盤を聴いたことがないので、
何とも言い切れませんが、
元々『Ella & Louis』はモノラルです。
だから当然、オノ・セイゲン盤も
米アナログ・プロダクションズ盤も
Mono盤であります。
なのですが、同じMono盤でも
比較試聴すると、その違いが
如実に分かるのですが、
米アナログ・プロダクションズ盤の方は
レンジが狭く、幕が掛かっているように
音がこもっていて、二人の歌声も
ハリや瑞々しさが感じられず、
やはり、こりゃ、『Ella & Louis』に関しては
オノ・セイゲン盤しかあり得ん!
と確信していたところでありました。
そんなところへ突如現れた
32bitマスタリングUltra HD CD ☆
しかもLim からリリースされてるしぃ~!
てなわけで、こりゃ、聴くっきゃないっしょ!
というわけで、オノ・セイゲン盤と早速、
比較試聴、開始でありまっす~♪
試聴システムはいつものように
2ndシステムでありまっす☆
で、まずは、確認の意味を込めて
オノ・セイゲン盤から試聴することに。
う~ん、これ!これっ!
1曲目のイントロのピアノの音と言い、
エラの声、そして、その後に続く
ルイの声。。。。。
う~ん、実に素晴らしい☆
とても1956年のレコーディング作品とは
思えないほどのリアリティ!
いやぁ~、ホント、聴いてて
楽しくなっちゃいます♪
と、時間を忘れて、一通り、
楽しんじゃったdj Hideky bkun
でありましたが、続いては、
いよいよお待ちかね、
32bit Ultra HD CD でありまっす☆
う~ん、どれどれ。。。。。
えっ?! あれっ?! ほぉ?!
それは、2曲目の再生時に起こったのでありまっす~!
な、な、なんと~っ!!
収録曲順が違いまっす!!
実は、Lim 盤『 We Get Requests 』の
場合もどういうわけか、曲順が違っています!
ありゃ~、『Ella & Louis』もですかぁ~。
まぁ、その理由はよくわかりませんが、
肝心なのは、やはり、その音質でありまっす。
気を取り直して、再生再開でありまっす♪
う~ん、これも良いなぁ~♪
う~ん、良い、良い♪
一通り聴き終わったところで、
再度、交互に再生してみることに。
いや、いや、こりゃ、参りましたぞぉ~。
どちらも良いのであります☆
強いて違いを挙げるとしたら、
Ultra HD の方が、全体的にまろやかで、
楽器の奏でる音色が、
よりリアルで自然に感じられます。
対するオノ・セイゲン盤の方は、
音楽が弾むようなフレッシュ感的
要素に長けているようにも感じられます。
ただ、それらの違いは聴き比べて
気付くレベルなので、正直、この2枚なら、
どちらを持っていても一生モノと
言えるのではないでしょうか。
dj Hideky kun 的には、
BARなどでゆっくりくつろぎながら
聴くならUltra HD。
窓を開けて自然の風を感じ、
やさしい日差しを浴びながら
聴くならオノ・セイゲン盤と
いった感じでしょうか。
まぁ、それくらい、どちらも素晴らしい
マスタリング盤だったということであります♪
いやいや、ホント、
CDも良いもんですぞ~い☆ マジで!