日本を代表するターンテーブル、アナログプレーヤーとして、
世界中のDJをはじめ、コンシューマーに愛され続けてきた銘機、
テクニクス(現パナソニック)のSL-1200シリーズ☆
生産中止となってしまった現在でも
オークションや中古ショップなどでは、
未だに根強い人気アイテムとなっています。
はい、dj Hideky kun もこれまでに
同シリーズを数台所有しておりました。
現在、手元に残っているのは、2002年に発売された
SL-1200mk5の1台のみとなってしまいました。
しかし、そのSL-1200mk5もアームの
根元部分にガタつきが出てしまったので、
しばらく使用を控えていました。。。
すでにリリースから20年も経過していることから、
まぁ、交換部品もなく、修復は無理だろうなぁ~、
な~んて思っていたのですが、先週、
部屋の整理をしていた時のこと、何を思ったのか、
まぁ、このまま放置していても仕方ないしなぁ~、
な~んて考えが過ぎり、ダメ元で、
パナソニックに連絡をしてみると、ナッ、ナッ、何と~!!
オペレーターのお姉さん曰く、回収して
確認してみないと分からないが、故障箇所によっては、
まだ部品もあるので、リペアが可能でっす!!とのこと♪
おぉ~っ!!
流石!!パナソニックでありまっす!!
で、早速、出張回収を依頼♪
その際、回収員のお兄さんに不備部分を説明すると、
「なるほど、こりゃ、アームまるごと交換になりそうですね」とのこと!
ム、ム、ム、ム、ム。。。
まるごと交換?!
こりゃ、結構、費用もかかるのでは?!?!?!
一抹の不安が過ぎります。。。
そう言えば、オペレーターのお姉さんが、
見積もり後のキャンセルも可能です、
という言葉が思い出されます。。。
ハイ。。。
で、恐る恐る、その回収員のお兄さんに聞いてみると、
「う~ん、そうですね~、
全て込みで1万5千円程度じゃないですかね~」とのこと。
う~ん、決して“安い!”という金額ではありませんが、
その値段で見事に復活するのであれば、
オークションで中古品を落札するよりかはリーズナブルです。
で、数日後、リペアされた我がSL-1200mk5が
無事に戻って参りました~っ☆
気になる費用の方は、部品代、技術料(工賃)、
出張費含めて、しめて約1万5千円也~っ!
ちなみに一番高かったのは、技術料で、
部品代としては、5千円でありました。安っ!!
流石はシリーズ累計350万台を売った
製品だけのことはありますね~♪
で、面白いなぁ~って思ったのは、
SL-1200mk5は発売してから20年も経っているので、
2008年に発売されたSL-1200mk6の
アーム部分の部品が流用されているのかと思いきや、
しっかり、SL-1200mk5専用のアーム部分が
まるっと交換されておりました♪
ちなみに、回収員のお兄さんによると、何でも、
SL-1200mk5のアーム部分とmk6のそれとは
若干仕様違いがあって、流用はできなくなっているそうです。
ふ~ん、見た目は同じに見えるのにね~。
で、リペアによって完全復活を果たした
我がSL-1200mk5を早速、試聴開始でありまっす☆
で、その結果や如何に~っ?!?!?!
ムッ、ムッ、ムッ、ムッ、ムッ、、、、、
おぉ~っ!!!
結論から申し上げて、明らかに再生される
全てのサウンドが、一様にフレッシュになっている
ではありませんか~っ!!
アーム部分をまるっと替えただけなのに~っ?!?!?!
まぁ、実質20年近くも経過しているのですから、
内部リード線が劣化していたのかもしれませんが、
それにしても、こうも変わるとは、かな~りの驚きでありMAX☆
とにかく、以前の再生サウンドと比較すると、
全てにおいて解像度がアップしていて、さらに、
低域の出も締まっていて、量感も確実にアップしています♪
dj Hideky kun にアナログ回帰のきっかけを
与えてくれたブッカー・Tの『エヴァー・グリーン』をはじめ、
CDより明らかに高音質を体感できる
ボブ・マーリーの『レジェンド』、
桑田佳祐の『KEISUKE KUWATA』、
ドナルド・フェイゲンの30周年記念盤『ナイトフライ』、
オスカー・ピーターソンの45回転重量盤『プリーズ・リクエスト』、
同じく45回転重量盤『ゲッツ/ジルベルト』、
ビル・エヴァンスのOJC盤『ワルツ・フォー・デビイ』、
などなどざっと、どれを聴いても、
格段に良くなっているのがよ~く、わかります♪ ハイ!
う~ん、これなら、納得のリペアでありまっす☆
なんだか、眠っていたものが、こうして復活するなんて、
ホント、トクした気分でもあり、
とってもうれしくなってきたりもします♪
これで、また当分、SL-1200mk5を
使い続けることができそうであります♪
そうそう、SL-1200mk5の部品についてですが、
回収員のお兄さん曰く、傷などが付きやすく、
結構、リペア・オーダーが多い、外観カバーなど
一部のものを除いて、まだ、部品のストックはあるとのことなので、
dj Hideky kun のようにリペアを諦めて、
廃棄処分やお蔵入りにする前に一度、
カスタマーサポートへ問い合わせてみることをオススメします~。
良いものは、やっぱ、良いです☆
相変わらず、SL-1200シリーズのコスト・パフォーマンスは
非常に高いということを今回、再認識した次第であります。