つい先日の3月21日にdj Hideky kun も大好きな
フュージョン・グループ、スタッフの名盤の数々が
アメリカ原盤使用による2012年最新
デジタル・リマスター盤としてリリースされました☆
はい、もちろん!即購入でありまっす♪
特に今回は、パッケージに対するこだわりもなかなかのものでありまっす。
■初紙ジャケット化(『ライヴ・スタッフ』を除く)
■アメリカ原盤使用による2012年最新リマスタリング音源
■SHM-CD仕様
■オリジナル・アートワーク、国内盤LPのオビも極力忠実に再現
■初回生産限定盤
う~ん、この内容、ソソラレMAX☆
紙ジャケも悪くはありませんが、やはり、一番気になるのは
何と言ってもアメリカ原盤使用による2012年最新
リマスタリング音源がどうなのよっ!?ってことであります。
と言うわけで、『スタッフ!!』と『モア・スタッフ』の2枚を購入♪
早速、手元にある2007年24bitデジタルリマスタリングSHM-CDと
聴き比べてみることにしました☆
でも、それにしてもいくらパッケージにこだわっているとは言え、
旧譜にもかかわらず、1枚2600円とは、相変わらず
日本のレコード・メーカーには失望させられます。。。。。
「ワシを嘗めとったらあかんぞぉ~!!」と思わずミナミの帝王、
萬田銀次郎のような口調になってしまうdj Hideky kun であります。
でも、まぁ、その音質が満足のいくものであれば、満足♪なので、
早速試聴開始でありまっす!
今回もお気に入りの2ndシステムを使用。
アンプは、ATOLL IN100se
CDプレーヤーは、ATOLL CD100se
スピーカーは、DynaudioのDM2/10 でありまっす☆
で、試聴の結果や如何に?!?!?!
はい、まぁ、あれやこれや語るのも何なので、結論から申し上げると、
まず、続けざまに『スタッフ!!』と『モア・スタッフ』を一通り聴いて
感じるのは、2007年リマスター盤と比べると明らかに
音圧がアップ(誇張)しています。
ただ、これが、ダイアー・ストレイツの名作『ブラザーズ・イン・アームズ』の
SACD(Hybrid盤)のような全てが素晴らしいバランスで
音圧がアップしていればいいのですが、ただただ低域が
あまりにも誇張されていてあり得ないくらいのアンバランスでの
音圧アップなのであります。
なので、スティーヴ・ガッドのドラムのサウンドが
「この音、歪んでるんじゃないの?!」というくらい醜い音に
化けているではありませぬかっ!!
こりゃ、酷い!!酷すぎMAX!!
さらに悪いことに必要以上に低域を誇張しているためトラック毎
(曲調による影響)に音の大きさが違って聴こえて、
曲毎にヴォリュームの調整が必要になってくるくらいの
内容になっています。。。
それに引き替え、2007年リマスター盤は、非常にバランスが良く、
しかもSN比も良く非常にクリアに仕上がっているので、
メンバー6人の奏でるそれぞれのサウンドが
クッキリ聴けてなかなか良い按配であります♪
それにしても、こりゃ、あり得ないリマスタリングであります。
今回のリマスタリングはワーナー・ミュージック・ジャパンの
お抱えのエンジニアが担当したのでしょうか?
残念ながらクレジットが明記されていないので正直、
そのあたりのことまでは分かりませんが
もし、そうだったとしたら全くもってワーナー・ミュージック・ジャパンの
リマスタリング・エンジニアの質を疑います。
2007年24bitデジタルリマスタリングとして同じワーナーから
リリースされたグローヴァー・ワシントンJR.の名作『ワインライト』に
収録されている永遠の名曲「Just The Two Of Us」の
イントロのリズム(ドラム)もあり得ないぐらい誇張されていて、
そのせいでせっかくの美しいエレピのサウンドが
かき消されるくらいの醜いリマスタリングになってしまっていたことを
思わず思い出してしまいました。。。。。
う~ん、音は最悪、初紙ジャケのためだけに2600円とは、
いくらなんでもボッタクリですよね~?!萬田の兄貴~っ!!
まぁ、最新のリマスター盤=最良の高音質とはならない
最たる例のひとつと言えそうです。。。(涙)
とは言え、お気に入りの名盤が最新のデジタルリマスターが
施されてリリースされたらまた買ってしまうであろう
dj Hideky kun であります。。。
う~ん、何とも哀しい(場合によってはうれしい)
性でありまっすです、ハイ。