さてさて、いろいろと紆余曲折ありましたが、
結局、DYNAUDIOのスピーカー、DM2/10を購入し、
そのスピーカーに合うプリメインアンプをということで、
ATOLLのIN100seを購入してしまった
dj Hideky kun でありますが、最後はいよいよ、
それらに合うCDプレーヤー捜しであります♪
前回までのあらすじはコチラ↓
フランス発!ATOLLのプリメインアンプIN100seを遂に導入♪
DYNAUDIOの日本未発売、日本に1セットしかないスピーカーを購入~!!~ DYNAUDIO DM2/10 ~
やはり、オーディオも車と同じで、高性能や数値ではなく、
フィーリング重視ということを確信したdj Hideky kunであります。
とは言え、駆動系であるCDプレーヤーに関しては、
故障などのトラブルを回避すべく、やはり、ここは国産を選ぶのが
セオリーかなぁ~?な~んて、少し矛盾する考えが
まだ自分の中で残っているのも事実であります。
加えて、国産の場合、実売10万円以下での選択肢も
正規輸入海外製品に比べれば、その選択肢は豊富です。
まぁ、そんな思いばかり巡らしても仕方がありません!
ということで、早速試聴開始でありまっす♪
向かった先は、三度、Akibaヨドバシであります。
試聴用にセレクトしたアンプは当然、ATOLL IN100se♪スピーカーは、
DYNAUDIOがないので、Focalの706Vにしました。
で、肝心の候補となるCDプレーヤーですが、できれば、
実売10万円以下に抑えたいということもあって、
① DENON DCD-1500SE
② CEC CD3800
③ MARANTZ SA8004
④ ATOLL CD50se
の4機種を聴き比べてみることにしました。
まずは、① DENON DCD-1500SEであります。
実は、今回の最有力候補のひとつであります。
今、国内で最も売れているCDプレーヤーではないでしょうか。
オーディオ雑誌のベストバイでも常連ですね。
iPhoneやiPodの音源が聴けるし、SACDも再生可能という点も惹かれます。
さて、いつものように、ロック、ジャズ、ダンス、レゲエ、クラシックと
リファレンスCDを一通り聴き終えての感想は、可もなく不可もなく、
というのが率直なところです。SACDの再生音も同様です。
あと、ハッキリ言って、個人的にはデザインが好きにはなれません。
以前、同社のDCD-1650SEを所有していたdj Hideky kunですが、
その音質はもとより、デザインが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
また、本体もそうですが、再生後のCDが熱くなる点も嫌で、
購入してすぐに手放してしまいました。
で、DCD-1500SEの肝心の決して悪くはありませんが、
「おっ!」という場面もありません。まぁ、この価格でそんなことを
望むのが無理な話かもしれませんが。。。
続いては、② CEC CD3800であります。
見た目は嫌いではありませんが、実物はいささかチープに見えてしまいます。
この価格ではあり得ないくらいの豊富な入力も魅力のひとつです。
では、そのサウンドはどうでしょうか?
う~ん、、、、、悪くありません。。。。。というか、なかなか良い感じです。
レンジは決して広くありませんが、よく言う「アナログライク」なサウンドと
いった感じでしょうか。
耳なじみのよい、聴きやすいサウンドを奏でます♪
この限られた選択肢の中で、音に派手さを求めるなら、
DCD-1500SE、BGMとして音楽を楽しむならCD3800といった印象です。
ただ、試聴中、何度もトラックの読み込みミスが発生したのが気になり、
ショップの方に尋ねると、これは故障ではなく、こうなってしまう、
とのことでした。
つまり、ローディング完了まではキッチリ待った上で、
トラックの選択をすれば、読み込みミスは減るといった感じです。
う~ん、少々、微妙な気が。。。。。
さらにショップの方の話によれば、このCD3800にモデルチェンジしてからは
減ったとはいえ、CEC製のCDプレーヤーは、よく故障するそうです。
中国生産だから?!かどうかはわかりませんが、
仮に修理となると時間もかかりそうなので、
どうしてもこの音が良い!という明確な理由がない限り、
残念ながら却下となりそうです。
さぁ、続いては、③ MARANTZ SA8004であります。
こちらも今回の大本命であります。
実は以前、MARANTZの試聴ルームでこのSA8004を
一度試聴したことがありました。
その時は、アンプに同社のPM-11S2、スピーカーにB&W 802Dという
組み合わせでSA-7S1とSA-11S2とSA-13S2とSA8004の4台の
CDプレーヤーを聴き比べました。
その際のSA8004に対する良い印象が残っていたからというのが
大きな理由です。
また、iPhoneやiPodの音源が聴けるし、SACDも再生可能な上、
PCオーディオにも対応可能という点も大いに魅力的です。
余談ですが、4台の比較試聴の感想ですが、SA-7S1とSA-11S2は、
音場が広く、両機は明らかにクラシック向きだな、と感じたのに対して、
DACが異なるSA-13S2とSA8004は、前者の音の傾向とは全く異なり、
輪郭がハッキリして硬い音、ロックなどの音楽再生にはむしろ、
後者の方が合っていると感じました。
さてさて、そのSA8004の一通り試聴した感想ですが、
ムムムムム。。。。。 う~ん、、、、、
Focalのスピーカーの傾向によるところが強いのかもしれませんが、
高域寄りの再生音が気になります。高域寄り、ドンシャリ系の音は
嫌いではないdj Hideky kunでありますが、
DCD-1500SEやCD3800に比べると音のバランスが悪い気がします。
まぁ、相性なのかもしれませんが、陽気なIN100seとの組み合わせで
この音ですから、今回は却下といった感じです。
ちなみに、その後、同社の上位機種、SA-15S2も聴いてみたのですが、
SA8004よりは、随分、改善はされますが、やはり、何かもうひとつ、
魅力に欠けるという点は否めませんでした。
で、最後は、アンプと同一メーカー、④ ATOLL CD50seであります。
音が出た瞬間、まず「ハッ!」としたのは、その音圧です☆
明らかに他のCDプレーヤーの再生音より数dB大きいんじゃない!?と
思えるくらいのサウンドです。
この感覚!? そうです!! SOULNOTEのsc1.0を聴いた時と
同じ感覚です♪
あの時も「おぉっ!」とビックリした記憶があります。
で、一通り試聴しての感想ですが、
「ハッキリ言って、いいです!!」
ただ単に、美しく、ダイナミックに再生するというのではなく、
アンプ同様、やはり、陽気で明るく楽しく音楽を聴かせてくれます。
また、それでいて繊細な再生も忘れてはいません。
でも、こんなに音楽を楽しませてくれるフィーリングって
どこからくるんでしょうね?
大編成オーケストラなどのクラシックでは若干限界を感じますが、
それ以外では、この価格帯では考えられないくらいの
素晴らしい出来だと思いました。
まぁ、アンプと同じメーカーなので、相性が良いというのも
あるかもしれませんが、今回の試聴の結果では、
ATOLL CD50seで決まり~っ!!といった感じであります☆
ただ、ATOLL CD50seということになると、
やはり、その上位機種のCD100seの存在が気になります。
そして、CD100seも選択肢に入れるとなると、
今度は、他の海外製CDプレーヤーも選択肢に入ってくる
価格レンジとなります。
う~ん。。。。。 これは、またしても悩みどころであります。。。。。
もう失敗は絶対許されないdj Hideky kunであります。。。。。(苦笑)
ということで、ATOLL CD50seに決定!!といきたいところではありますが、
ここは、グッとこらえて、再度、15万円以下の海外製品も含めた
CDプレーヤーの比較試聴を実施しなければなりません!
さぁ、改めて比較候補のピックアップ開始でありまっす☆
次号につづく。