「ミニマム&省スペースで良い音楽を聴く♪」をコンセプトに
オーディオ2ndシステムを構築すべく、いろいろと検討、試聴を重ねた結果、
エソテリックのRZ-1とエラックの310IBという、
絶妙のキープコンセプトセレクト!と自負していたdj Hideky kun
でありましたが、様々な手を駆使して煮詰めたにも関わらず、
もろくもその思いは砕け散ったのでありました。。。orz(涙)
まさに“二兎追うものは一兎も得ず”という結果となりました。
とは言え、「良い音で音楽を聴く喜び」を知ってしまったdj Hideky kun。
ここで、諦めるわけにはいきません!
ということで、RZ-1の新たな相棒として導入したDYNAUDIO DM 2/10で
ありますが、やはり、RZ-1との相性の問題か、310IBより明らかに
良くはなったものの試聴した時に聴いたような楽しさはなりません。。。(冷汗)
前回までのあらすじはコチラ↓
DYNAUDIOの日本未発売、日本に1セットしかないスピーカーを購入~!!~ DYNAUDIO DM2/10 ~
となると、もう答えはひとつしかありませぬ~っ!
はい! そうです! そうなんでっす!!
DYNAUDIO DM 2/10を基準にシステムを組み直すってことでごぁすっ!!
なんだか、メインシステムを決めた時と同じ流れになってまいりました。
あの時も、まずB&W 805 Diamond ピアノブラックのサウンドに魅了され、
スピーカーを決めてからマッキントッシュMA-6600にするか
ラックスマンL-590AⅡにするかで随分と悩みました。
dj Hideky kun のまだ少ないオーディオ経験ではありますが、
やはり、音決めを一番大きく左右するのは、アンプでもプレイヤーでもなく、
スピーカーだと確信している次第であります。
さてさて、そんなことはさておき、肝心のアンプをどうするかでありますが、
正直、はなっから国産アンプには全く興味がありませんでした。
何も国産アンプの音が悪いとは言いませんが、車と同様、国産メーカーでは
出せないフィーリングがオーディオ製品にもあるのだ!ということが
分かってきたからです。
と、まぁ、そんなことを言っていますが、もうすでにdj Hideky kun の
思いはひとつでっす☆
はい! そうです! そうなんです!!
DYNAUDIO DM 2/10の試聴の時に使用していた
フランス製ATOLL(アトール)のプリメインアンプしかない~っ!と
思いは固まっておりました(苦笑)
ATOLLのホームページにある「人生には、お気に入りの音楽とアトール」
というキャッチコピーにも何気に惹かれてしまいます(笑)
「可能な限り、真実の音楽をできるだけ多くの人々に聴いてもらいたい」
ということで、1997年に設立されたATOLLなんですが、
意外と?!その歴史は、まだ若かったんですねぇ。
「音楽に包まれた心地よい暮らし・・・。」なんてキャッチも!
いやぁ~、すっかり、やられた~!って感じのdj Hideky kun であります。
で、あとは、IN50seにするかIN100seにするか、という
何とも悩ましい選択をどうするか?!ということだけです。
正直、ATOLL製品のレビューは、ネット上などでも他の国産メーカー製品に
比べて圧倒的に少ないのです。
その少ない情報の中でも、「IN50seで十分!」という意見もあれば、
「いや、IN100seでないと低音が!」という人もいるようです。
まぁ、これも車と同様、試乗ならぬ、自分の耳で試聴するしかありません。
ということで、三度、AkibaヨドバシへGo!であります♪
残念ながら、ヨドバシはDYNAUDIOのスピーカの扱いがないので、
ATOLLと同じフランスメーカーのFocal 806Vで比較試聴することにしました。
ちなみに、CDプレイヤーは、ATOLLのCD50seと
DENONのDCD-1500SEです。
(後々のCDプレイヤー候補ということもあり)
さてさて、いざ!試聴開始でありまっす☆
う~む。。。 ムムムムム。。。 う~ん。。。 ウウウウウ。。。
気が付けば、試聴を始めて1時間以上が経過していたと思います。
いやはや、正直、この選択は難しい~~~~~っ!(汗)
まずは、両者の価格差ですが、6万円程度の開きがあります。
まぁ、RZ-1を買ってなければ気にならない価格差ではありますが、
今はそういうわけにはいきません!
そして、肝心の音の差、なのでありますが、よ~く、耳をこらして
聴かなければなりませんが、例えば、museなどのロックを聴いた場合、
バスドラなどの鳴りっぷりは、やはり明らかにIN100seの方が
量感があります。
また、どのジャンルを聴いていてもIN100seの方がワイドなスケール感を
再現してくれます。
これは、決してIN50seが劣っているというのではなく、IN50seの方が、
上手く音をまとめている、という感じでした。
おそらく、この両者を比較試聴せず、同価格帯の国産アンプとIN50seしか
聴いていなかったら、間違いなくIN50seを選んでいると思います。
そのくらい、IN50seは素晴らしい完成度を持った音楽を
楽しく聴かせてくれるプリメインアンプだと思います。
SOULNOTEのsa1.0とは、また違った躍動感も体感できます☆
スペック上の大きな違いは、電源トランスの容量の差でしょうか。
IN50seが160VAに対して、IN100seは、何と!660VA。
トランスが二つも搭載されています!
そしてコンデンサーの容量も15,000μFに対して、何と!30,000μF。
このスペックだと、将来、スピーカーをアップデートしても
IN100seならならせるスピーカーの選択肢が広がりそうであります。
まぁ、スペックではなく、出音がどうか、ですが、それにしても
20万円以下のアンプで、この数字は国産アンプでも皆無ではないでしょうか。
さてさて、最後の最後まで、どうするか悩みに悩んだ
dj Hideky kun でありましたが、
ショップの方に「この値段にしてくれるのなら、IN100seにします!」と
二段階の値切り交渉をした結果、ショップの方の
「わかりました!」というひと言で、
IN100seに決定した次第であります♪
市場価格が、どれも横並びの価格だったのですが、実質、それより、
かな~り勉強してもらったので、満足♪満足♪であります。
しかも、前回、確認した時は在庫がないので1ヶ月待ちと
言われていたのですが、調べてもらったところ、たまたま、
その日の夕方に1台だけ倉庫から輸送予定があるとのことだったので、
その1台を確保してもらうことにしました。
翌日、そのIN100seを取りに行って、その足で持ち帰ってきたのですが、
見た目に似合わず?!なかなかの重さで、途中何度も
落としそうになりました(苦笑)
何とか無事帰還したdj Hideky kun、休む間もなく、セッティングであります。
で、早速、RZ-1との聴き比べであります。
ソフトは、アナログレコードであります♪
カートリッジは、オーディオテクニカのAT33PTG/Ⅱ、
フォノイコラーザーは、アンフィオンのPHONO BASICであります。
さて、ひと通り、いろんなジャンルのアルバムを聴き比べての感想ですが、
想像通りの違いを確認することが出来ました。
まず、RZ-1が、スッキリ高解像度系でキッチリとオーディオ装置から
再生してますよ~!的なサウンドなのに対して、
IN100seは、まさに「音楽を奏でる!」という言葉が相応しく、
システムの存在感を感じさせず、躍動感が溢れ、ライヴ感を持った
何とも表現しがたい素晴らしい音を聴かせてくれます。
これを感覚というのか、フィーリングというのか、
上手く言葉に出来ないのですが、ヨーロッパ車を運転した時の
何とも言えない運転する楽しさを感じさせてくれるあのフィーリングに
似ているようの思えてなりません。
もちろん、RZ-1が良くないというのではなく、単純にIN100seの方が、
dj Hideky kunの音の好みに近かったのだ、ということだとは思います。
とは言え、この出逢いをこれから大切にしていきたいと思いました。
やっぱり、自分好みの音質で音楽を聴くのってホント、幸せでっす☆
さぁ、残すところは、CDプレイヤーであります。
(残念ながらRZ-1にはCD再生音のアウトプットがありませぬ~っ!!)
もう、ここまで来たら、最初から決まったも同然!?
いやいや、それがどっこい、どうして、そうは問屋が卸さない~、のであります。
はてさて、どうなりますことやら。。。。。(苦笑)
次号につづく。。。。。