先日、品川に行ったついで?に以前から興味があった
ESOTERICのレシーバー、RZ-1の試聴のため、
秋葉原へ向かったdj Hideky kun でありましたが、
その際、製品比較と言うより、音質比較という意味で
LuxmanのL-507uとL-550AX、
そしてAccuphaseのE-350も併せて試聴することにしました。
で、今回は、音質比較試聴したLuxmanとAccuphaseの
中級プリメインアンプの試聴レビューでっす☆
スピーカーは、FOSTEXのGX100♪
ちなみにG1300でも一通り聴いてみたのですが、
以前、B&W CM5を試聴した時と似たような音質、
具体的には、音の広がりはあるけど、音の輪郭が
ぼやけて聴こえたため、結局、GX100に絞り込んでの
試聴と相成りました。
で、CDPは、ESOTERICのK-03でっす。
試聴に使ったCDは10枚ほどで、ジャズ、クラシック、ロック、ダンス、
ハワイアン、レゲエなどの各ジャンルからdj Hideky kun の
お気に入りCDで検証でありまっす!
まずは、LuxmanのL-507u から。
このアンプは、ネットでのレビューやオーディオ評論家の評価も
なかなか上々なモデルであります。
実は、dj Hideky kun 以前にも一度試聴したことがあるんですが、
その時は、LuxmanのL-590AIIと比較試聴で、
あまり良い印象はなかったというのが正直な感想でありました。
まぁ、そんなことはあまり気にせず、試聴開始でっす♪
ビル・エヴァンスやオスカー・ピーターソンのアルバム試聴では、
まずまず、音の輪郭がハッキリしている方だというのが第一印象です。
それは、ミューズなどのハード・ロックでも、ブラック・アイド・ピーズなどの
Hip-Hopを聴いてもその傾向は一貫しています。
ただ、スピーカーの特性によるところも大きいと思いますが、
やや高域にピーキーさが感じられます。
ここがやはり、L-590AIIとは決定的に違うところです。
総じて、多くのレビューにある通り、「元気なサウンド」というふうにも
確かに言えると思いますが、L-590AIIを初めて聴いた時のように
「すっげ~良い音!」という感動はありませんでした。
続いては、AccuphaseのE-350でっす。
E-460は評価も高く、同社の売れ筋商品となっていますが、
その陰に隠れた?E-350の音質や如何に?!
その音質傾向や製品デザインなどから、もともとAccuphaseに
魅力を感じていないdj Hideky kunでありますが、
純粋に比較対象として再度、試聴してみることにしました。
で、その感想ですが、L-507u の高域のピーキーさが取れた
サウンドというのが素直な第一印象です。
やはり、そつのない音ではありますが、幅広いジャンルの音楽を聴く場合、
こちらを選択する人もいるだろうなぁ~、な~んて思いました。
さぁ、最後はお待ちかねL-550AXでっす☆
以前、L-590AX の試聴で、L-590AII との違いにガッカリした
dj Hideky kun でありましたが、このL-550AX に関しては、
L-590AX と違って、各方面での評価も良いので、
試聴するのが楽しみでした。
L-590AX を試聴した時は、何だかAccuphase の
音質傾向に近づけた?!という実に中途半端な音質変化でしたが、
L-550AX はどうでしょうか?!
まだ、十分アンプが暖まってなかったということかもしれませんが、
試聴しての感想は、L-507u とE-350 のちょうど
中間を行くサウンド?!という感じがしました。
う~ん、正直、期待はずれの感も否めません。
L-590AII で聴いたイズラエル・カマカビボーレのヴォーカルは本当に、
まるで目の前で彼が歌っているかのごとく感じ、
演奏も実に立体感と奥行きを感じられる、それはそれは
感動に価する再生能力でした。
じゃあ、美音じゃないのか?と言えば、そうでもないのですが、
何か物足りなさを感じてしまいます。
もし、dj Hideky kun がこの3機種からどれか選ぶとすれば、
L-507u になりますが、自分好みの音にするには、
スピーカーやCDPなど、相性選びは、
かなり煮詰める必要があると思います。
もっと言えば、この金額を出して、その上、スピーカーやCDPも
別購入するくらいだったら、RZ-1やAura Note Premier で
十分だというのが今回比較試聴してみてのdj Hideky kun の
結論であります。
しかもRZ-1やAura Note Premier は音が良いだけでなく、
インテリア・デザインとしても優れていると思いますし。
更に場所もセパレートほど必要ないですし。
ケーブル・アクセサリーへの出費も必要最小限で抑えられますし。
オーディオが趣味ではなく、より多くの音楽を良い音で
楽しみたいという方には、実はRZ-1やAura Note Premier は
ベスト・バイと言える貴重な存在だと思いまっす♪