各レコード会社はCDが売れないから
新人開発(A&R)にもプロモーションにも
予算を割けない状況が続いています。
そのため、過去の膨大なカタログを持つ、
メジャー4社(SONY/BMG、ワーナー、ユニバーサル、EMI)は
こぞって、そのカタログの再利用で利益を上げることに
躍起になっています。
まぁ、パッケージ世代にとっては、
廃盤になった作品や初CD化される名盤・貴重盤を
手に入れることが可能なのでうれしくもありますが。
そんな中、EMIがやってくれました!
数年前に日本でも大規模なリストラを実施し、
溜池本社ビルも売却するなど、内情は大変だと思いますが、
昨年リリースされたジュリー・ロンドンの24bitリマスターによる
紙ジャケ・シリーズに続く素晴らしいカタログがリリースされましたっ!!
そのアーティストとは。。。
はい、ジョージ・シアリングでっす。
って、誰?それ??
はい、彼の音楽をたとえるなら。。。
dj Hideky kun的には、サロン・ミュージック?
あるいは、ラウンジ・ミュージック?
もしくは、ムード音楽?といったところでしょうか。
dj Hideky kunお気に入りのザビア・クガートや
ロス・インディオス・タバラスに通じるところがあります。
BGMなんかにも最適な作品ではないでしょうか。
今回は、そんな彼のキャピタル・レコード時代の
12作品が一挙にリリースされたんですが、中でも目玉なのは、
ラテン・シリーズ3部作のリリースでっす☆
ジャケットも1950年代にリリースされた作品としては
かな~りオシャレに思えます♪
なので、紙ジャケ映えしてます☆
特に、このラテン・シリーズ3部作、
『ラテン・エスかペイド』『ラテン・レース』『ラテン・アフェア』は
永く聴き続けられる名盤中の名盤ですよ~♪
ちなみにdj Hideky kunは、『ラテン・レース』の
アナログ盤を所有しておりますが、
今回のCDは、それと比較して、かな~りのクリア・サウンドでっす♪
早速手元に届いたので、試聴してみたのですが、
ジュリー・ロンドンのシリーズより明らかに音が良い!!
ではないですかぁ~!!
いやぁ~、とても1950年代の録音とは思えぬリアリティと温もり、
そしてクリア感!
すっばらしい~っ、じゃあ、あ~りませんかっ!!
イニシャル枚数がどの程度なのか分かりませんが、
こりゃ、タワレコなどで試聴してみて気に入ったら即ゲット!
な名盤ですゾイ!!
即廃盤になること間違いないでしょうから。。。
それにしても、CDが売れなくなったおかげで、
プレミア価格が付いて高嶺の花だった名盤が
高音質化されて手に入るようになってきているので、
それはそれで素直に喜べることなのですが、
そのうち、DRMフリーの24bit、192kHzで名盤も含め、
全てのカタログがガンガン配信されるようになったら
パッケージでの旧譜の掘り起こしもいずれなくなるんだろうなぁ~。。。
な~んて、思いにふけってしまうdj Hideky kunでありましたとさ。。。