ジャズに詳しくなくても一度くらいは
その名前を聞いたことくらいはあると思います。
ジャズ・トランペット奏者のマイルス・デイビスです。
実は、dj Hideky kun、どういうわけか、
彼のコロンビア時代のアナログ集を持っていたことがあります。
でも、残念ながら彼の良さを理解することなく手放してしまいました。
そんなdj Hideky kun ですが、
唯一と言って良いお気に入りのアルバムが
1959年リリースの名盤『Kind Of Blue』です☆
dj Hideky kun 同様、このアルバムが好きな方も多いと思います。
i一曲目の「So What」は何度聴いても格好い~いっ!!
実に50年以上も多くのリスナーを魅了する名盤中の名盤
『Kind Of Blue』ですが、今から2年くらい前でしょうか、
一部のclubでちょっとした話題となったのが、
この『Kind Of Blue』を、まるまるレゲエ・カヴァーした
アナログ盤がありました。
しかもdubです♪ はい、dubなんです! これがっ!
これが、不思議とオリジナルの世界観を壊すことなく、
とってもクールなサウンドに仕上がっていたため、
club 映えしたのでしょう。
どうやら、オリジナル・アルバムのリリース50周年を記念しての
企画盤としてリリースされたようです。
でも、よく、日本のレコード会社が独自企画でやったりする
あの安っぽいカヴァー・アルバムとは全く違います。
ジャケットにもオリジナルをリスペクトしている様が見て取れますし、
何より粋な演出?!とも言えるんですが、
アナログ盤がブルーのカラー・ヴァイナルなんでっす!!
オリジナルの記念盤としてリリースされたレコードと同じじゃん!!
ちなみに当時は、このレコードについての情報はほとんど無く、
しかも、CDのリリースはありませんでした。
その『Kind Of Blue』のレゲエ・カヴァー・アルバム
『Reggae Interpretation Of Kind Of Blue』が
どういうわけか、来月、CDでリリースされることになったようです!
しかも国内盤として!
ちなみにこのCD化は世界初のようです☆
それと共に、少しずつ、このカヴァー・アルバムのことが
公になってきました。
どうやら、当時、ニューヨーク州立大学の音楽教授であり、
自身もジャズ・ミュージシャンのジェレミー・テイラーという
教授が中心となり進められたプロジェクトのようです。
残念ながらこのジェレミー・テイラーという人は
もうこの世にはいらっしゃいません。
実は、アナログがリリースされた2009年には
既に他界されていたそうで、レーベルはリリースの承諾を
遺族からもらったようですが、その遺族の意向でリリース後、
2年間はCDをリリースしないで欲しいとのことだったそうです。
何で?!
まぁ、何やら謎の多いというか、情報不足というか、
何とも不可思議なアルバムではありますが、完成度は高いと思います。
恐らく今回リリースされるCDもイニシャルが
はけたら増版はされないでしょうから、
興味のある方は是非一度チェックして、
気に入ったらライブラリーに追加してみてください♪
暑~い、夏の夜長に、
このクールなサウンドはまさに、うってつけですぞ~☆