『オーディオ レビュー』 AMPHION PHONO BASIC

折角、セパレート・オーディオを買ったんだから、

 一度はそのセットで、MCカートリッジを使ってアナログを聴いてみたいと

思ったdj Hideky kunであります。

 

で、早速、まずはMCカートリッジを何にするかをあれこれ雑誌やネットで調査。

 

特に目をひいたのが、逸品館という大阪にあるオーディオ・ショップによる

オーディオテクニカのMCカートリッジ音質テストのブログ記事でした。

内容としては、オーディオテクニカのMCカートリッジ、3機種、

AT-OC9/3、AT-F7、AT-F3/3の比較試聴テストです。

 
その記事の結論としては、AT-F7がコストパフォーマンスに秀でており、

この価格でこれほどまでに音が出せるカートリッジはないということでした。

また、雑誌でも一定に評価が高かったので、いろいろ探して、

2万円を切る価格で購入しました。

同時にヘッドシェル、AT-LH15/OCCも購入。

 
さぁ、これで、カートリッジとシェルは決まったので、

次はMCカートリッジ用のフォノイコライザーを何にするか

決めねばなりません。

 
というのも、残念ながらマッキンのMA6600はMMカートリッジの

フォノイコしか搭載していません(涙)


そこで、逸品館に電話して、オススメのフォノイコライザーは

何が良いかを相談することに。


オススメは逸品館オリジナルの昇圧トランスでした。

ただ、金額が9万円弱するとのことで断念。

 

最低でも5~6万円のフォノイコじゃないとカートリッジの性能を出し切れない

と言われロックやジャズがメインで、あとはダンス、R&Bもの、

1割程度クラシックを聴くと伝えると、

CLEEK社のOBH15+OBH2を勧められました。


次にマッキンを購入したダイナミックオーディオ5555の担当者の方に

相談すると売れ筋でオススメは、Phase TechのEA-5か

TRIGONのVANGUARD IIを勧められました。


ムムムムム。。。悩む~! 一体、どれがいいんだ?!

dj Hideki kunとしては、その中でもオーディオ雑誌で評価も高く、

賞も受賞しているPhase TechのEA-5が一番気になる存在☆


で、あれこれネットで安い店を探していたら、中古だけど専用の強化電源

PS-EA5とセットで定価の半額近くで売っているショップを発見!
早速そのショップに電話して試聴のお願いを。


ということで、急遽、アナログ・レコードを10枚ほど持ってそのショップへGO!


店に着くと広いメインの試聴ルームにすでにお目当ての

フォノイコがセットされていました。

比較対象として、これまた程度の良い中古のLINN LINTOも

スタンバイされていました。


さぁ、試聴開始です♪
ちなみにプレイヤーは、アマデウス、

カートリッジはベンツマイクロのACE SMでした。


まずは、Phase TechのEA-5+PS-EA5から。
??? 何? こんなものなの? 全然、普通?! 

特にいい音!という感じはせず。

 

一通り聴いた後に、今度はLINNのLINTOを試聴。
おぉ! いいんじゃないですかぁ!! 

この音♪よくオーディオ雑誌で目にする

「アナログらしい温かみのある音」って言う感じです。

決してレンジが広くて高S/N比的クリア・サウンドということはないのですが、

何なんでしょうか、この心地よくて適度に潤うような美しいサウンドは☆

これがLINNの音なのかぁ~。 いやぁ、全然、こっちの方が良いです♪


そう感心していると、ショップの方が「そりゃ、定価で30万近くしますから、

比べるのは酷かもしれませんね」とコメント。
えっ!やっぱ、そんなに高いんだ!どおりで。

でも、どうせ買うんならこの音が良いと思い、値段を聞くと10万円とのこと。

う~ん、と悩んでいると、そのショップのスタッフさん、

他にも良いのがありますよ、ということで、次にセットしてくれたのが、

AMPHIONのPHONO BASICでした。


これも試聴してビックリ!レコードじゃないみたい!

何かSACDを聴いているよう。これがdj Hideky kunが持ってきた

アナログの音?!

こんなにクリアで高解像度だったなんて! さらに驚きました。


まさに見たまんまの音って感じです。

LINNがオーソドックスなブラック・ボックスなのに対し、

PHONO BASICは薄型で、鏡面仕上げでとても美しいルックスです。

背面も綺麗に端子が仕上げられていて、

いかにも「made in Japan」って感じです。


それにしても、恐るべし、アナログ!!です。


さらに、そのスタッフの方、AMPHIONの上級モデル、

PHONO 3まで持ち出してきてくれました。


音の傾向はやはりPHONO BASICと似ていますが、

更に繊細で低域が充実しています。

ただ、PHONO BASICに比べて定価が2倍以上、50万円近くします。

この音でこの価格差だったらPHONO BASICで十分満足できそう。

そう思いました。


その頃にはdj Hideky kunの気持ちは、LINNかAMPHIONか、

二者択一って感じです。


ただ、そこまでの価格帯で言うならば、もう一機種、気になる存在が。
それは、Benz Micro製のPP1/T9です。

こちらもPHONO BASIC同様、美しい仕上がりが施された製品です。

さすが、ロレックスを仕上げているスイスの職人の手による

製品だけのことはあります。

ここまでくれば、芸術品ですね。

雑誌での評価も上々なので、やはり是非、試聴してみたいフォノイコです。


と言うわけで、後日、改めて、AMPHIONのPHONO BASICと

Benz MicroのPP1/T9を比較試聴することに。


結果的には、dj Hideky kunの好みの音は、

AMPHIONのPHONO BASICだったというわけです。


試聴するまでは、Benz MicroのPP1/T9の方が、よりロックに合っていますよ、

と言われていたのですが、低域の音の輪郭がぼやけて膨張しているようで、

フォーカスも甘く、dj Hideky kunにはイマイチでした。


で、AMPHIONのPHONO BASIC、展示品と言うことで、

定価の半額近くで購入することが出来、dj Hideky kunとしても、

とっても満足です。


それにしても、最初は5~6万でも結構高いなぁ、どうしようかなぁ、

なんて悩んでいたのが嘘のようです。
まぁ、でもここまで音が違えば仕方ないかもしれませんね。


ちなみにPHONO BASICは、PHONO 3と違って、

MC専用のフォノイコライザーです。

そもそも定価が半額以下なんだから、それは一向に気にしていません。

 

それにしても、通常、アナログと言えば、誰しも

まずはプレイヤーに目がいくと思いますが、今回の試聴で

dj Hideky kunが感じたことは、アナログに関しては、

実は、プレイヤーによる音の変化以上に、カートリッジや

フォノイコラーザー、昇圧トランスによる音の変化の方が

断然、大きいのではないか、ということです。

 

いやはや、オーディオの世界って、ホント、奥が深いし、

入れば入るほど、底なし沼状態で危険ではありますが、

ついつい、覗いてみたくなります。

程々にしておかないとね。本末転倒です。

オーディオが趣味ではなく、音楽を楽しむことが大事なのですから。

 

でも、いつかは、SOULNOTEのフォノイコライザー、ph1.0が欲しい、

と思っているdj Hideky kunであります。 おぉ、いかん!いかん!

今は、PHONO BASICで十分、満足♪満足♪


さぁ、これからアナログ街道まっしぐらです♪ 楽しみ☆ 楽しみ☆

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