10代の頃から漠然と憧れていたマッキントッシュのアンプ。
いつかは。。。と想いながら、
正直、現実味は全くなかったに等しいと思います。
きっかけは、長年使い続けていたミニ・コンポの買い換えから始まった。
どうせなら、セパレート・コンポを揃えてみようと思い、
いろいろネットで調べていたら、
「SOULNOTE」の製品レビューが目にとまった。
聞いたこともないメーカーだったが、いくつかのレビューを閲覧し、
メーカーのホームページを見ていると、とにかく実際、
どんな音がするのか聴いてみたくなって、
早速、試聴可能なオーディオショップに電話して、試聴予約完了。
お気に入りのCDを数枚持って、いざ、秋葉原へ!
試聴したショップは、ダイナミックオーディオ5555です。
試聴CDは、ミューズ、イズラエル・カマカヴィヴォオレ、
オスカー・ピーターソン、スヴェンソン&ギーレン、パティ・ペイジ、
ロキシー・ミュージック、などなど様々なジャンル、
10組ほどのアーティストのアルバムでした。
その時のセットは、
アンプが、SOULNOTE sa1.0、
CDプレイヤーが、SOULNOTE sc1.0
スピーカーが、Fostex GX100
2時間ほどの試聴後、クレジット・ローンを組んでいました(笑)
確かに「魂を震わす音」を体感でき、満足!満足!
前置きが長くなりましたが、それから数ヶ月後のこと。
新宿のビックカメラで、今一番のオススメの組み合わせを
聴かせてください、とお願いして聴いたのが、
LUXMAN L-590AⅡとB&W 805Dの組み合わせでした。
とりわけ、ミューズは、その年のS×SWで観たライヴを
再現しているかのようなリアリティが!
イズラエル・カマカビボーレは目の前のステージで
唄っているような瑞々しさが!
アンプは間もなくモデルチェンジが、
そして、スピーカーは入荷3か月待ちの状態とか。
さすがに、即購入!とはいきませんでしたが、
どうしてもあの音が忘れられず、後日、
ダイナミックオーディオ5555に連絡を入れるとスピーカーなら
試聴可能と言うことで、また、いつものCD持参で秋葉原へ!
で、その時にセットされていたアンプが、
McIntosh MA6600だったのです。
おぉ!マッキンじゃん!と思いながら、いざ試聴♪
。。。?
ビックカメラで聴いたときの感動はどこえやら?
おかしい。。。こんなはずでは。。。アンプのせいか?
アンプをSOULNOTE ma1.0やda1.0につなぎ替えてもらいましたが、
結果はかわらず。。。
納得が出来ず、後日、LUXMAN L-590AⅡを用意してもらい、
再び試聴させてもらうことになりました。
そして、その数日後、LUXMAN L-590AⅡと
McIntosh MA6600とでB&W 805Dの聴き比べ☆
おぉ!この音!この音!やっぱ、LUXMAN L-590AⅡとの相性抜群!
リズムの輪郭がくっきりしていて、生のドラムを目の前で聴いているよう!
リアリティ感は抜群です!そして、クリアで艶のある高域♪素晴らしい!
輪郭がはっきりしている分、左右横方向の音の広がりは
MA6600のほうがあります。
悪い言い方をすれば多少ぼやけています。
ただ、この案配が長時間、音楽を聴き流すにはちょうど良い感じなのです。
その反面、前後の奥行き感は、L-590AⅡが見事です。
何度も何度もつなぎ替えて試聴をしていると、やはり長時間、
音楽をBGMとして聴き流すのならMcIntosh MA6600のほうが
良いかも!?とも思えるように。。。
つまり、良く言えば、MA6600は適度にハイファイであり、
かつ耳に優しい、ということです。
真剣に音楽を聴くぞ!というモードならL-590AⅡでしょうが、
L-590AⅡは音の傾向が「ハッキリ、クッキリ、クリア」ゆえに
良くも悪くも「耳につく」分、ゆったりリラックスして聴くにはどうか?
と思えてきたのです。
う~む、悩む、悩む、悩むなぁ~。。。
ルックスは断然、McIntosh MA6600!
でも、音はLUXMAN L-590AⅡ!?
で、散々悩んだ挙句(試聴時間含め4時間ほど)、
McIntosh MA6600とBowers & Wilkins 805 Diamond
Piano Black をローンで購入!!
やってしまいました!まだ、SOULNOTEセットのローンが残っているのに!
でも、全然、後悔はしませんでした。
「いつかは」が遂に、強引に、現実のものになったのです!満足☆満足☆
SOULNOTE sa1.0とFostex GX100は、早速、オークションにて売却。
ローンの返済に充てました。
ローンを組んで、2か月半後、マッキンとB&Wが我が家へ!
それにしてもマッキンの箱はデカくて重い~!!
なんとか相棒とセットして、いざ、音出し♪
う~ん、さらに良い音!!ブルーメーターも最高!!
その日は何時間もCDをとっかえひっかえ、聴き耽ってしまいました♪
余談ですが、McIntosh MA6600購入決定の際、上位機種の
MA7000やMA2275を比較検討したかどうかですが、
しませんでした。
MA7000は正直悩みましたが、他店で比較試聴した時、
dj Hideky kunの耳では、さほど大きな違いは感じられず、
よ~く聴けば、確かに聴こえる空耳アワー?的な違いだったのと、
あのいかにも「どうや!」と言わんばかりの両サイドの「取っ手」?が
デザイン的にMA6600と比べてスマートではなく、
また、イコライジングを意識せず、デフォルトでそれなりの音楽を
楽しめるアンプがいいと思い、MA7000は却下。
また、MA2275は、良い意味で真空管アンプの
「暖かさ」のようなものは感じられたのですが、
dj Hideky kunには、それがどちらかと言うと
「こもって」聴こえたので、こちらも却下となりました。
あと、MA6600のブルーメーターがLEDになったことも
意外とポイント高いです。
以前のものは、タマが切れるたびに交換を余儀なくされていましたから。
あんな大きくて重い梱包はご免ですから(笑)
さて、肝心のMA6600のレビューですが、
ロック、ジャズ、R&B、HIp-Hop、レゲエ、ハワイアン、J-POP、など
あらゆるジャンルの音楽を楽しむことが出来る
同価格帯のプリメインの中でもよくできたアンプだと思います。
ただ、やはり、オーケストラ編成によるクラシックに関しては
若干、苦手かもしれません。
いずれにせよ、個人的には、LUXMAN L-590AⅡの締まった
リズム・サウンドが好みに近いのですが、音楽を聴き流すには、
MA6600が耳にも優しく、それでいてハイファイさや量感も
保たれていて好感が持てます。
ちなみに電源ケーブルをオヤイデ電気のTUNAMI GPX-Rや
BLACK MAMBA-αに替えてみましたが、いずれも低域が
膨張気味になり、相性はイマイチ。結局、純正ケーブルに戻しています。
恵比寿試聴ルームでマッキントッシュの新製品群の試聴をしましたが、
dj Hideky kunの耳では、その良さ(費用対効果)が
全くわかりませんでした。
2台で900万円!もするMC2KWで、これまた全高2メートルは
あろうかというマッキンご自慢のスピーカーXRT1K(確か1セット、
500万円くらい)を試聴しましたが、この音にこれだけかけるんだったら、
その分、ソフト購入にお金かけた方がいいなぁ、なんて思った次第です。
全く感動しませんでした。
まぁ、そもそも買えないし、買っても置き場もないし。。。(笑)
今のdj Hideky kunには、MA6600がベストですし、
改めて音楽を聴く楽しみができて本当に満足しています☆
無理して買って本当に良かったです♪
これまた余談になりますが、シリアルNo.も〝きり〟の良い番号で
愛着が持てます♪
いずれにしても、大切なことは、オーディオに関しては車と一緒で、
購入前に必ず試聴をオススメします!
オーディオ雑誌は全くあてになりません。
いいとこ、購入候補の絞り込みの参考程度が良いと思います。
各雑誌で評価の高いアキュフェーズ製品は何度か試聴していますが、
dj Hideky kunの耳では何故そんなに評価が高いのかわかりません。
好みの音は千差万別。試聴を重ねるたびに本当にそう思います。
ただ、言えることは、その製品が良い、悪いではなく、
自分の好みの音がするか、しないかの違いだと思います。
だから、オーディオ選びって楽しいんですよね。